【歌詞考察】長濱ねるソロ曲「また会ってください」。主人公が、寂しさを感じている理由 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】長濱ねるソロ曲「また会ってください」。主人公が、寂しさを感じている理由

歌詞の意味を考察・・・主人公が切ない気持ちになっている理由


勇気がなくて、意中の人に、また会ってくださいと言えない

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また会ってください
木漏れ日がなぜか切なく感じた、という歌詞があります。

主人公が切なさを感じている理由は何でしょうか。

それは、また会ってくださいその一言が言えない、ことからわかります。

会ってください、と言えない状況というのは、片思いの相手に対する緊張があるからでしょう。

主人公が名残惜しんだ理由

続いて、寂しさの風が木々たちを揺らし蜩(ひぐらし)が名残惜しそうに鳴いた、という歌詞を考えてみます。

ストレートに、寂しさの風とありますから、主人公の心境は寂しいとなりますが、蜩が名残惜しそうに鳴いた、というのはどういった心境でしょうか。

名残の由来に、海の波による「波残り」がありました。

岸辺に打ち寄せた波が引けば、海水などが残ります。それから転じて「余波」のなごりとなりました。

「余波」は、台風が去った後でも静まらない波です。

なので主人公のあなたへの思いも、台風のように吹き荒れていたかもしれません。こういった波残りが、短くなって「名残」となるのですね。

この「名残」は、別れた人の面影が残っていることを意味しますから、名残惜しいは、別れがつらいということです。

夕暮れの風景

蜩の鳴き声も、かまびすしいですし、それが波立った感情を想起させているのかもしれません。

木々たちをそっと揺らすような寂しさがありながら、あなたへの思いは、熱した感情となっているのではないでしょうか。

しかし、ほかの歌詞に、距離が縮まらない恋の歩幅はもどかしいもの、とあるように、どうにもならない感情も混ざり合っています。

そのどうにもならない感情は、また会ってくださいと言えない主人公の寂しさと言えました。

終わりに

片思いで終わる歌なのかと思いきや、歌詞に、今度はいつ会える?あなたの声が聞こえた、とあります。

そして、いつでもって微笑んで答えたらあなたがピースした、と終わりました。長濱さんの泣き笑いの表情が浮かびます。  終わり


■また会ってください■
長濱ねるさんの初めてのソロ曲「また会ってください」は、欅坂46の2枚目のシングル「世界には愛しかない」(2016)に収録されています。作詞は秋元康さん。

欅坂46 OFFICIAL YouTube  CHANNEL で公開中の MV では、ねるさんが書いた女の子が飛び出してきます。


長濱さんのブログによると、そのキャラクターは「ねる子」という名前だそうです。

ねるは芸名かと思ったら本名でした。2016年の HUSTLE PRESS のインタビューで、ねるの由来について答えています。母親が名前に「る」を入れたかったらしく、あ、から順番にあるいるうるとした結果、ねるに落ち着いたとのことです。

追記 2019.3.8 ねるさん欅坂46卒業


長濱ねるさんが、欅坂46の公式ブログで卒業を発表しました。「黒い羊」の収録曲である「Nobody」のミュージックビデオに長濱さんの姿がなかったのが不思議でした。

ただ、「黒い羊」には、長濱さんのソロ曲「否定した未来」があったので体調不良なのかなと思っていました。

ブログは、アイドルを目指したきっかけとなった元乃木坂46の伊藤万理華さんや、欅坂46のチームや関係者、家族に対する感謝ばかり書いてあります。

丁度「黒い羊」の特典映像「KEYAKI HOUSE」にホトケーズ(長沢菜々香さん、渡辺梨加さん、ねるさん)が揃っていましたから、まさか卒業とは思いませんでした。

「KEYAKI HOUSE」の撮影が2018年の秋となっているので、その頃には卒業の決意が固まっていたのでしょう。

ずーみん、よねさん、志田さんと卒業ラッシュとなっていたことも、思うことがあったのかなと考えてしまいます。

3月の握手会をもって欅坂46の活動を終了することまでしかブログには書かれておらず、それ以降の活動は、のちほど発表されるようです。

やはり、テレビ東京「欅って書けない?」での挨拶で詳細がわかるのでしょうか。残念ですね。 追記終わり