歌詞の意味を考察
「永遠の白線」は辛口の応援歌
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永遠は、果てしなく続くことですから、表題曲の「永遠の白線」は、果てしない白線ということになります。
歌詞を見ると、主人公は、グラウンドに引いた白線に、自分の未来を重ねていました。
未来に希望があるように思えますし、歌詞もそういったことに沿っています。ですが、後半に差し掛かった歌詞には、やや冷めた主人公の目線の言葉が出てきました。
例えば、歌詞には、野球部の補欠たち 声を枯らし身構えるけど ボールに無視されている、としています。
補欠ということもあって、上手ではないのでしょう。
さらに、続けて汗をかいたその分願い1つ叶えばいいけど 誰も皆自分から諦めてしまう、とあります。
主人公は、野球部の補欠を冷めた目で見ているのではなく、途中で諦めてしまう人が多いことを嘆いているんでしょう。
それは、歌詞の最後に、僕らの前に永遠の白線がある、と終わっていることでもわかりました。
白線が果てしなく続いているから、諦めなくていいんだという、応援歌となっているわけです。
前向きな姿勢が大事
確かに、自分の才能は無限だという気持ちは大切ですね。何をやっても中途半端で終わる人は 諦めが早いと言えます。そして諦めた途端、自分を卑下したら、目もあてられません。
自分を卑下する人は、周囲のステイタスが気になっていると言えました。
結婚している、お金を持っている、容姿が整っている、などが、全て自分以外の人間に当てはまっていると、自分の先に白線を引く気力がなくなります。
それは、劣等感を抱くということになりますが、劣等感を抱いたら、終わりかと言ったらそうではありません。
確かに、お金がないとか、容姿が整っている方ではない、不安定雇用であることは、社会的な立場がない方が多いでしょう。
しかし、白線は引き続けることができます。社会的なステイタスが悲観的でも、これからのパフォーマンスに関係はないでしょう。
社会的な立場が高いから、人はお金を恵んでくれるわけではなくて、人に役立つことで、パフォーマンスが高いと考えるべきなのですね。
終わりに
そうなると、おのずと自分がやることは、自分には永遠の白線が続いているのだという気概を持って、行動に焦点を合わせれば良いことになります。社会的な立場があるとかないとかではなくて、現在何をやっているのかが重要でした。
「永遠の白線」の歌詞を借りるならば、それは、野球部で、補欠であることが問題でもなく、ボールに無視をされていることが問題でもありません。
問題なのは、ボールを追いかけるのを止めてしまうことなのだと思います。 終わり
■永遠の白線■
日向坂46「永遠の白線」は、欅坂46のファーストアルバム「真っ白なものは汚したくなる」(2017)の収録曲です。
また、けやき坂46名義アルバム「走り出す瞬間」(2018)にも収められていました。
作詞は秋元康さん。
また、けやき坂46名義アルバム「走り出す瞬間」(2018)にも収められていました。
作詞は秋元康さん。