日向坂46「誰よりも高く跳べ!」歌詞考察。跳ぶ理由は何か? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

日向坂46「誰よりも高く跳べ!」歌詞考察。跳ぶ理由は何か?

歌詞の意味を考察


欅坂46「ガラスを割れ!」との共通点・・・自由になれ!

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「誰よりも高く跳べ!」の歌詞には、自分で勝手に限界を決めていたよ大人たちに教えられて来たのは妥協さ、とあります。

大人たちに良い印象を持っていないことがわかりました。欅坂46と違って、曲調は明るい雰囲気になっています。

さらに、もったいない金網の外眺めてるだけじゃ何も変わらない、という歌詞から、表題曲のタイトルにつながっていくことが想像できます。

「誰よりも高く跳べ!」は、欅坂46「ガラスを割れ!」に似ています。

欅坂は、檻に入った犬のままでいいのか、邪魔するものぶち壊せ!という歌詞です。それと比べると、けやき坂の方は、柵をジャンプして越えろということですから、けやきの方がイメージは、柔らかいと思いました。

ただ、段々と、物々しい表現がでてきます。錆びたルールなんか重い鎖だろう飼いならされてていいのかい?という歌詞です。



見直しをしないで、錆びたルール

ルールが錆びている、とは面白いです。手入れをしなければ錆びていきますし、錆びていることは使っていない証拠なのでしょう。

ならば、それは無用の長物ということになるのです。個人的に、錆びたもいいのですが、荒(すさ)び、もありではないかと思いました。

荒びは、勢いにまかせることですから、ルールも勢いにまかせて、手入れを怠れば、錆びるのです。

そういったことは、歌詞に、自分で勝手に限界を決めていたよ、大人たちに教えられて来たのは妥協さ、とありました。

荒びにまかせたルールは、もうすでに錆びてしまい重い鎖となっていることを言いたいのではないでしょうか。

鎖が重ければ、犬は抵抗することを諦めて、飼いならされた犬と化します。

諦めざるを得ない状況もまた、妥協と教えられ続けていると、本当にリードにつながれた犬みたいのように思えてきました。

しかも、大人たちは、それを外そうともしないのです。

終わりに

欅坂46の「ガラスを割れ!」における抑圧のガラスを割れ!という部分が、「誰よりも高く跳べ!」に重なります。

しかし MV における、「誰よりも高く跳べ!」は明るいものになっています。同じメッセージでも、こうも違うものかという印象を持ちました。 終わり



■誰よりも高く跳べ!■
日向坂46「誰よりも高く跳べ!」は、けやき坂46名義アルバム「走り出す瞬間」(2018)に収録されていました。

また、2017年発売の欅坂46ファーストアルバム「真っ白なものは汚したくなる」の収録曲です。

さらに、2016年秋に発売された、欅坂46の3枚目のシングル「二人セゾン」のカップリング曲でもありました。

作詞は秋元康さん。

井口眞緒さんの踊りが個性的です。