欅坂46「もう森へ帰ろうか?」歌詞考察。なぜ森へ帰りたいのか? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

欅坂46「もう森へ帰ろうか?」歌詞考察。なぜ森へ帰りたいのか?

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もう森へ帰ろうか?
のら猫ひろしの、自宅の周りにあった森林が、根こそぎ伐採されました。

新興住宅や、集合住宅に囲まれていると、周囲を緑で満たしたくなります。

なので、山の麓にある100坪の林を10万円で買いました。そこで、丸太と戯れています。

そういう経緯があるので、森へ帰るという言葉から連想したのは、街は窮屈だという、ネガティブなイメージでした。

そして、欅坂46の「もう森へ帰ろうか?」の意味はどういった意味なのでしょうか。

歌詞の意味を考察


街は理想郷ではなかった。だから森へ帰りたい

仄かな光が差し込んでいる森

「もう森へ帰ろうか?」における、想像してた世界とはかけ離れていたよという歌詞から推測すると、街に絶望したと想像できます。

街に絶望とは、どんな意味でしょうか。

それは、誰かと競い合って生きるなんて空しいという歌詞とか、誰もが挙って、ここを目指しているならきっと理想的なしあわせがあるって思ったという歌詞から、主人公は、理想の生き方が幻想だと理解したのではないでしょうか。

MVを見て歌詞の意味がわかる

「もう森へ帰ろうか?」のテーマは、理想的なしあわせを求めて街に出て、競争するのが空しい、ということでした。

MVでは、欅坂46のメンバーが折り重なっています。まるで無造作に放り投げられたマネキンのようです。マネキンが、無造作に投げ出されていたら、もう廃棄処分しか思い浮かびません。

だから、アイドルを夢見て挙って街へ出たのは良いけれど、マネキンみたいな扱いをされた。だから、もう森へ帰ろうか?となったのでしょう。

感情がなかったらマネキンだ

マネキンと言えば、乃木坂お姉さんの「制服のマネキン」がありましたね。「僕」が告白をして、返事をためらう「君」。「僕」が、感情を隠したら「君」は制服を着たマネキンだぞ、恋をするのはいけないことか? と問いかけていました。

こう考えると、マネキンには感情がありませんから、「もう森へ帰ろうか?」でも、秋元さんは、感情がないマネキンを用いたのではないでしょうか。

感情を押し殺す生活を送らざるをえない街は嫌だなというのは、生活に追われている余裕のない大人たちも思っていることでしょう。 

終わりに

「もう森へ帰ろうか?」の主人公が帰りたがっている森は、「避雷針」のMVでのそれでしょうか。

そうであれば、「避雷針」は、「もう森へ帰ろうか?」の続編と考えられて、上手いなあと思いました。 終わり


■もう森へ帰ろうか?
欅坂46の「もう森へ帰ろうか?」は、2018年春に発売された6枚目のシングル「ガラスを割れ!」の収録曲です。 

作詞は秋元康さん。