歌詞の意味を考察
「アンビバレント」の意味・・・孤独が好きだけど一人にもなりたくない
amazon musicで アンビバレント |
特に、ラブソングばかり流れるシーズン、何もしたくないという歌詞から、「私」が、夏を冷めた目で見ているのがわかりました。
また、Blahという歌詞は、調べてみると、くだらないという意味です。
この英単語からも、「私」は、人間関係がくだらないと考えていることがわかります。特にハッシュタグつけた恋という表現は、的確だと思いました。
SNS上でリア充を訴えたいがための薄い人間関係でしょう? とでも言いたげな歌詞です。
ここで、表題曲のアンビバレントの意味を考えます。アンビバレントは、ひとつの事柄に対して、同時に相反する感情を抱くことですね。
同時に相反というのは、好ましいものと、好ましからざるものが同居していることと言えました。
そうなると、好ましからざるものは何を意味するでしょうか。それは、人間関係をくだらないものと認識することでした。
それと同時に抱いた感情は何でしょうか。それは、一人になりたくないという歌詞からわかります。
夏に、イチャイチャしている恋人とか、パリピを見て、そんなの面倒だと考えつつも、やっぱり孤独は嫌だなと考えてしまった「私」なのでしょう。
確かに、SNSなどにアップされている日焼けして、グラスを傾けている静止画の画像を見ると、いえーいと言って、背後のプールに飛び込むんでしょう?とかツッコミたくなります。
のら猫ひろしも、そんなパリピと一緒にはいられない人間なのですが、でも孤独は嫌でした。
でも、孤独が楽なのも事実です。こうなると、春夏秋冬アンビバレント状態でした。
終わりに
孤独は嫌だけど孤独が楽というアンビバレント状態は、積極的に他人と交わらないことで陥ることがわかりました。自分から孤独になっておいて、集団で夏を謳歌している他人を冷めた目で見ている間は、何も楽しんでいないことになっています。
それでは、満たされるわけがありません。二律背反をもどかしく思うのは、のら猫ひろしも孤独を選んでいて、満たされないからでした。
自分から積極的に楽しんでいれば、孤独に陥ることはありません。
自分から楽しみを見出す努力を放棄すると、「孤独は嫌やっぱり孤独が好き」と揺れ動くだけで疲れるだけでしょう。 終わり
■アンビバレント
欅坂46の「アンビバレント」は、2018年の夏に発売された7枚目のシングルです。
作詞は秋元康さん。
作詞は秋元康さん。