【歌詞考察】乃木坂46 西野七瀬「もう少しの夢」。どんな夢か | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46 西野七瀬「もう少しの夢」。どんな夢か

歌詞の意味を考察・・・もう少しの夢とは


何度となく弱気になっても、諦めきれない夢

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「もう少しの夢」には、もうそろそろ夢に到達するとか、夢はもう手に届く距離にあるというニュアンスが感じられました。

なので初めは、自分が求めている夢に近づいているという主人公の感情が、高まっているのではないかという想像をしています。

ですが、歌詞を見ると、夢の実現が近いから「もう少しの夢」というタイトルになっているわけではありませんでした。

「もう少しの夢」を言い表している歌詞は、次の表現だと思います。

もう少し夢を見させて 最後まで頑張ってみる それがどんなに遠い場所でも

遠い場所に夢があります。だから、実現が近い「もう少しの夢」とは言えませんでした。

心が折れかかっても、もう少し見させて欲しい夢という意味の「もう少しの夢」と解釈できます。

そして、「私」のように、簡単に夢を諦めない姿勢は重要だと思いました。

DREAMと書かれた木片ブロック

努力の臨界点という言葉があります。

練習を重ねていって、上達するタイミングのことを、努力の臨界点と言いました。

一万時間で努力の臨界点が訪れるならば、百時間も千時間も、スキルアップの実感を持てません。

そんな時は、夢が遠い場所に感じられて「私」のように、心が折れかかるでしょう。

ですが、その時こそ、努力の臨界点には、いつかは到達できるという心構えが必要になります。

それを踏まえると、「もう少しの夢」は、努力の臨界点だと思いました。

努力の臨界点は、山の頂上というイメージがあります。

麓から見上げる頂上は、果てしなく高く見える場合がありました。ですが、その頂上までは、一歩の積み重ねです。

その一歩を積み重ねたことで到達する高みが、努力の臨界点であり、「もう少しの夢」だと解釈しました。

終わりに

「もう少しの夢」は、努力の臨界点で、山の頂上に似ているイメージがあると思いました。

そして、「もう少しの夢」という高みに到達するには、「私」のように簡単に諦めない心が必要だと感じます。

歌詞にあるように、もう少し夢を見させて最後まで頑張ってみるそれがどんなに遠い場所でも、という心構えが大切でした。

だから、夢に到達できなくて、打ちひしがれても、諦めてはいけないのだというメッセージが「もう少しの夢」という楽曲に込められていると考えます。 終わり


■もう少しの夢■
乃木坂46 西野七瀬「もう少しの夢」は、12thシングル「太陽ノック」(2015)の収録曲になります。

歌詞は秋元康さんでした。