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また、2015年秋に発売された13枚目のシングル「今、話したい誰かがいる」に収録されていた曲でした。
歌唱メンバーは、伊藤万理華・井上小百合・斉藤優里・桜井玲香・中田花奈・西野七瀬・若月佑美の7人です。
歌詞考察
「隙間」が欲しい ⇒ 「自由」が欲しい
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どんな人間関係にヒビが入ったのでしょうか。主人公が喧嘩でもして彼との間に隙間風が吹いていると妄想します。ですが歌詞を見ると、人間関係に隙間風が吹いたわけではありませんでした。
都会の灯りって一斉に点くんだね。時間通りがなぜか息苦しくなる・・・隙間を大事にしてゆっくり生きて行きたい
この歌詞で、主人公の「僕」が仕事を終えて帰路についていることがわかります。あるいは、塾の帰りかもしれません。「僕」という一人称ですから、受験生と考えてよさそうです。「僕」は息苦しさを覚えているのでした。ここで、隙間を大事にしたい、と思った理由が窮屈さにあると考えます。つまり、「隙間」は「自由」を意味しているのでした。
時間通りというのは、毎日同じ時間に通学して同じ時間に帰宅しているのでしょう。さらに受験生なら塾にも通っているのではないでしょうか。それでは学業中心の生活になってしまって自分の好きなことに集中できる時間を持てないことになります。
だから「隙間」を大事にしたい、というのは「自由」を優先したいと考えられました。つまり「隙間」を「自由」に言い換えて、「僕」は、「自由」を大事にしてそれに追われない生活を送りたいということになります。
そして、「僕」は自由な時間を使って何がしたいのでしょうか。それは、時計の針と違う感情が移ろい行く流れを眺めていたい、と表現されているように、ゆったりとした流れに身を任せたいことになります。
こうなると、「僕」は受験勉強に疲れ果ててメンタル面が心配になってきますね。いづれにしろ、「隙間」の意味を「自由」と捉えました。ですが、「隙間」にはもう一つ意味が含まれていると思います。なぜかというと、次の歌詞があったからです。
道を歩いて自分が取り残されそうで今誰かと会いたくてスマホばかり見てる
会いたくて、という表現から「僕」の孤立感が感じられました。受験勉強ばかりで人間関係が希薄なのです。道を歩いて感じた孤独感が、取り残されそうで、という歌詞になっていると思いました。
終わりに
スケジュールに追われて心に「隙間」がない「僕」でした。また、受験しか頭にない「僕」は人間関係が希薄で心に「隙間」風が吹いているとも言えます。 終わり