 |
| amazon はこちら |
乃木坂46 アンダー曲「滑走路」は、23枚目のシングル「Sing Out！」全タイプに収録されています。作詞は秋元康さん。ミュージックビデオが、乃木坂46公式動画サイトで公開されました。センターは、2期生の寺田蘭世(らんぜ)さんです。
歌詞考察
滑走路は、恋の対象にいたるまでの距離感を意味していた
タイトルを読むと、テレビドラマみたいな印象を受けます。空港でフェンス越しに飛行機を眺める主人公の画が浮かびました。遠距離恋愛の恋人が飛行機に乗っている設定を妄想していることになります。あるいは、村沢浩教官に恋心を抱くスチュワーデス訓練生・松本千秋の恋物語とか。それはTBSの「スチュワーデス物語」ですね。もう35年も前・・・。有料動画サイトで見ようと思います。さて、歌詞を読むと、主人公の「私」と「あなた」は恋人でもなんでもありませんでした。当然、主人公は空港にいるわけでも、恋人が飛行機に乗っているわけでもありません。では、タイトルの「滑走路」は、どんな意味なのでしょうか。歌詞を追います。
あなたは眼差しで探ろうとする傷つきたくないお互いどうするの？滑走路なんて必要ない今すぐに空へ飛びたてるよ面倒な愛の助走はカットして思いがけぬキスをしちゃえばいいでしょう
この歌詞で、恋心を抱いている「あなた」との距離感が「滑走路」と言えるでしょう。滑走路なんて必要ない、とか、愛の助走はカットして、とか、思いがけぬキスをしちゃえばいい、という表現からいかに「あなた」のアプローチがまどろっこしいかがわかります。
「私」は「あなた」と恋仲になりたいけれども「あなた」は、躊躇っているのですね。そして「あなた」が躊躇っている理由はなんでしょうか。歌詞にあるように、傷つきたくないからでしょう。そして、まどろっこしい「あなた」に「私」はどうしたでしょうか。
キスしてから恋が始まってもいい感情はいつでもコントロールできない・・・フライ私はせっかち背伸びしながらフライ答えは出ているもうそうでしょう？ 突然の離陸予告もなく気づいたら空を飛んでいたよ
せっかちな「私」は背伸びをしました。これは「私」のほうからキスをしたと解釈できます。そして、突然の離陸という表現から、もう後戻りできない既成事実を作ってやったという「私」の勝ち誇った顔を想像しました。
終わりに
 |
| amazon music はこちら |
乃木坂46 アンダー曲「滑走路」は、助走をつけて「私」にアプローチしたい「あなた」と、まどろっこしいアプローチなんかいらない「私」の恋物語でした。いわば「恋の滑走路」といったところでしょうか。米米 CLUB「浪漫飛行」の歌詞にある浪漫飛行へ イン・ザ・スカイ飛び回れこのマイハートを思いだします。 終わり