【歌詞考察】なおみく『See Through』。人の心が読めても、嬉しくない理由
もしも他人の心が読めたら。そんな空想は誰しも一度は抱いたことがあるかもしれません。しかし、なおみく(小坂菜緒・金村美玖)が歌う「See Through」の世界は、そうした万能感を冷ややかに突き放しています。
「見えてしまう」苦悩
楽曲の中で描かれるのは、言葉そのものよりも「嘘」や「隠し事」が透けて見えてしまう孤独です。人の心が完全に読めてしまうということは、相手が自分に何を隠しているのか、あるいはどんな打算で動いているのかが、濁流のように流れ込んでくることでもあります。
真実を知る代償
嬉しくない理由は明確です。人間関係において、ある程度の「ぼかし」や「誤解」は、良好な潤滑油として機能しています。「See Through」では、その潤滑油が剥がれ落ち、生身の感情が剥き出しになる危うさが表現されています。
商品情報: 小坂菜緒・金村美玖『See Through』関連楽曲
(画像は現在表示できません)まとめ:坂道をのぼる理由
心が透けて見える世界で、それでもなお私たちは向き合い続けなければなりません。「See Through」は、そんな残酷な視界を持った二人だからこそ、言葉を超えた絆を求めているのだと感じます。