のら猫ひろしが坂道のぼる

坂道グループ歌詞考察ブログ

欅坂46「大人は信じてくれない」と「不協和音」のコンセプトは硬直性である

欅坂46の楽曲群において、特に初期の大きな柱である「大人は信じてくれない」と「不協和音」。これらの楽曲に通底する概念を改めて考えたとき、浮かび上がってくるのは「硬直性」という言葉です。

システムへの違和感と硬直した大人たち

「大人は信じてくれない」が描く世界観は、若者特有の閉塞感と、それを取り巻く大人たちの凝り固まった論理との対比です。ここでいう「大人」とは年齢的な区別ではなく、社会のシステムや慣習に順応し、思考停止した存在を指します。

[Product Advertisement Placeholder for "大人は信じてくれない"]

「不協和音」における譲歩の拒絶

一方、「不協和音」において強調されるのは、調和という名の「硬直した正義」への抵抗です。主人公は「僕は嫌だ」と叫ぶことで、そのシステムを破壊しようと試みます。この抵抗こそが、硬直した社会に対する唯一の処方箋のように描かれています。

両曲に共通するのは、自分たちの生きる場所が極めて強固で動かしがたいものであるという認識です。しかし、欅坂46の提示するパフォーマンスは、その硬直性すらも芸術として昇華させる力を持っていました。

まとめ

硬直した世界でいかにもがき、いかに叫ぶか。欅坂46が私たちに提示し続けたのは、決して妥協しない姿勢そのものであったと言えるでしょう。