声の足跡/日向坂46【歌詞の意味を考察】声とは、どんな声? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

声の足跡/日向坂46【歌詞の意味を考察】声とは、どんな声?

『声の足跡』歌詞の意味を考察

君しか勝たん TYPE-A/amazon


今回の歌詞考察は、以下の内容になっています。


  • 声とは、自分の行動すべてを肯定する「アファメーション」
  • 過去を悔やむだけでは明るい未来を描けない
  • 『声の足跡』フォーメーション


声とは、自分の行動すべてを肯定する「アファメーション」である


日向坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL



次の歌詞にある、主人公の「僕」が「君」に伝えたがっている声とは何でしょうか。また、「君」は誰なのでしょうか。


声は届くだろう? 君に伝えたいこと耳を澄ませば ずっと前から僕は叫んでた きっと届くだろう何度も繰り返したし


以下の歌詞で分かります。


意地を張って たった一人きり みんなと逸(はぐ)れてしまったようでどの分岐点で間違えたのか 道を何度も振り返ってる 愚かな経験は誰にもあるんだよと鏡の中の自分に聞かせてあげたい 声は届くだろう? 君に伝えたいこと


「鏡の中の自分」も「君」も、主人公である「僕」と解釈できます。

「君」は、言い換えれば「僕」の過去ですね。不器用な過去の自分に【遠回りで卑下したくなるけれども間違ってはいないのだ】と自分に言い聞かせているのです。

そうやって積み重なった「君」の集大成が、鏡に映っている「僕」と考えました。

それを踏まえると、タイトルにある足跡の意味は【足の型】ではなく【成果】と言えます。

常に鏡の自分に【愚かな経験は誰にもあるんだよ】と声をかけ続けた結果、今の「僕」があるのです。

『声の足跡』は、過去の自分を肯定する声をかけ続けた結果であると解釈しました。

まるで、アファメーションのようです。

アファメーションは、自分がやることなすこと全てを肯定することで、理想の自分に近づくという心理学的なテクニックです。


過去を悔やむだけでは明るい未来を描けない


もちろん、過去の自分が下した判断を恨めしく思う時はあるでしょう。でも、過去を変えることは不可能です。

できもしないことで、自分を否定していては明るい未来を描けません。

今できることは、過去を悔やむのではなく、未来をどう明るくするか考えることなのです。

日向坂46のファーストアルバムのコマーシャルに、「日陰だって照らせば明るくなる」というナレーションがありました。

日陰を、影が差した過去の自分に置き換えれば、気持ちが明るくなります。


『声の足跡』フォーメーション


日向坂46『声の足跡』は、5枚目シングル「君しか勝たん」の共通カップリング曲(全TYPE収録曲)です。歌詞は秋元康さん。

日本テレビ「声春っ!」の主題歌です。このドラマには、以下のメンバーが出演しています。

佐々木美玲、丹生明里、渡邉美穂、金村美玖、河田陽菜、高本彩花、松田好花、上村ひなの、山口陽世、濱岸ひより、潮紗理奈(声のみ)


歌唱メンバーは全メンバーで、フォーメーションは以下の通りです。

【三列目】高橋未来虹、森本茉莉、山口陽世、濱岸ひより、東村芽依、佐々木久美、宮田愛萌、高瀬愛奈、影山優佳

【二列目】齊藤京子、潮紗理菜、上村ひなの、渡邉美穂、高本彩花、松田好花、富田鈴花

【一列目】加藤史帆、河田陽菜、丹生明里(Wセンター)、佐々木美玲(Wセンター)、金村美玖、小坂菜緒



君しか勝たん(スペシャルエディション)/amazon music