櫻坂46『BAN』の歌詞考察
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- 『BAN』の歌詞の概要
- 他人のネガティブな評価は気にしない
- 【課題の分離】で自分らしく
- ただし、周りに迷惑をかけずに
- 『BAN』の歌唱メンバー
『BAN』は、自分を卑下しやすい人に聞いて欲しい楽曲だと感じました。
『BAN』歌詞の概要
『BAN』の主人公は、ゲームに熱中するなどしているうちに、周囲が大人になっていることに気づきます。そんな彼は「時間はあんなにあったじゃないか」と言われました。
この時、主人公は「人生の電源切られるように僕だけ退場ってこと？」と焦ります。
ですが、「今さら違う自分になれるわけないじゃない？ 僕は絶対BANされるものか
」と怯むことがありませんでした。
他人のネガティブな評価は気にしない
BANの意味で思い浮かぶのは、ログイン禁止といったアカウント停止です。
ただ、次の歌詞で、BANの意味が【人生からの退場】と解釈できます。
ずっと ゲームしてるうちにいつしか大人になってたみんな どこへ行ったんだ？ なんでそんな忙しいの？ちょっと待ってよ
「時間はあんなにあったじゃないか」
人生の電源切られるように僕だけ退場ってこと？ BANされても禁止されてもダメだって言われてももう 今さら違う自分になれるわけないじゃない？ BANされても禁止されてもやめろって言われてもわかりました改めますって反省なんかしない 神様 何がいけないんですか？ どこがその基準なのか知りたい どんな状況に追い込まれても僕は絶対BANされるものか
BANは、【人生の電源切られるように僕だけ退場】という歌詞に言い換えられていました。
それでも、主人公は【僕は絶対BANされるものか】と前向きです。
共感しました。他人にネガティブな評価を下されて落ち込むのは、間違っています。
なぜ、他人のネガティブな評価を気にしてはいけないのでしょうか。
それは、気持ちを押し殺していると、自分の人生を送ることができないからです。
生産性がないことをやっていても、メリットがないのは理解できます。
ですが、何一つ息抜きの時間を持てないのは健全ではないでしょう。
【課題の分離】で自分らしく
では、他人の評価に惑わされないためには何をするべきでしょうか。
アドラーの【課題の分離】が役に立ちます。
課題の分離は【他人からのネガティブな評価は自分の課題ではなく、その人の課題】という考え方です。
その点、『BAN』の主人公が、【どんな状況に追い込まれても僕は絶対BANされるものか
】と考えたのは理に適っていることになります。
もちろん、迷惑をかけないことが前提
もちろん、他人に迷惑をかけてまで、自分を押し通すのはいけません。
最近、報道された【マスク拒否騒動】の30代男性は、自分の意見を主張し過ぎだと感じました。
2021年4月の千葉県で、30代の男性が、飲食店から要請されたマスク着用を拒否しました。その際、男は客と揉めて警察に通報されています。
勝手に、サーバーからビールを注ごうとしたようです。挙句の果てに、駆けつけた警察官に暴力を働きました。これは流石に、NGでしょう。
ニュースでは、30代男性の顔が映し出されていました。どこかで見たことがあるなあと思っていたら、この男性は、飛行機内でのマスク着用要請に従わずに、航空機運航妨害で起訴された人でした。
男性は、航空機運航妨害の件で、勤務先から文字通り【BAN（解雇）】されています。
超一流大学を卒業しているのに勿体ないなあと感じたことを思い出しました。
ニュースによると、30代男性は、論文が評価されずに大学院中退したとのことです。
この挫折が、マスク非着用騒動の原因だとしても同情はしません。
主人公のように「僕は絶対BANされるものか」という気概を持って、研究の道にまい進するべきではないかと残念に思いました。例え、研究の道で評価されなくても、超一流大学のアドバンテージは揺るぎないメリットです。
それをみすみす反社会的な騒動を起こして、ふいにするのは勿体ないですね。
『BAN』の歌唱メンバー
『BAN』は、櫻坂46 2nd Singleの表題曲です。全タイプ（A～D、通常盤）に収録されています。歌詞は秋元康さん。
センターは、森田ひかるさんです。
フォーメーションは、一列目と二列目に櫻エイト。三列目が、櫻エイト以外の 6人です。
三列目（大園玲、井上梨名、松田里奈、守屋麗奈、渡辺梨加、土生瑞穂）
二列目（田村保乃、山﨑天、小池美波、藤吉夏鈴、菅井友香）
一列目（小林由依、森田ひかる、渡邉理佐）
一列目と二列目のメンバーは、前作のファーストシングル「Nobody’s fault」と同じ櫻エイトですし、森田さんも引き続きセンターでした。
二列目の並びが「Nobody’s fault」の時と反転しているところが細かい変更点でしょうか。
「Nobody’s fault」との大きな違いは、3列目メンバーです。2期生の井上梨名さんと守屋麗奈さん。1期生の渡辺梨加さんが選抜に選ばれ3列目に加わりました。
残ったのは、土生さん、大園さん、松田さんですね。
尾関梨香さん、守屋茜さん、武元唯衣さんが抜けています。この3人は、カップリング曲の「偶然の答え」の歌唱メンバーに選ばれました。