櫻坂46『偶然の答え』ミュージックビデオの感想
櫻坂46「BAN」TYPE-D/Amazon |
今記事の、櫻坂46『偶然の答え』のミュージックビデオの感想は、以下の内容になっています。
- カリンが上京した理由が切ない(リコへの未練を断ち切るために上京した)
- ミュージックビデオを担当した林希監督のインタビュー
- 『偶然の答え』歌唱メンバー
カリンは、リコへの未練を断ち切るために上京した
MVは、藤吉夏鈴さん演じるカリンがリコに告白をして振られてしまうというストーリーで、切なかったです。
構成は、上京した現在⇒回想(故郷でリコに振られた過去)⇒上京後の現在となっていました。
エンディングのカリンとリコのやり取りが印象的です。カリンが役者を目指して上京したのは、リコへの想いを断ち切るためなのだと解釈しました。
そのシーンは以下のような展開でした。
リコが、親の運転する車でショッピングモールに立ち寄ります。そこで、カリンを見つけて呼び止めました。車に、リコの愛犬・モモを乗せています。
リコ「東京に行くんだって?」
カリン「役者を目指そうと思って」
リコ「どうして?」
カリンはリコの問いかけに答えません。ただ、リコの愛犬モモに顔を寄せただけでした。そして「元気でね」と言って立ち去ります。
リコに振られたから上京するとは言えなかったと推測しました。
ミュージックビデオは、同性を好きになる主人公が描かれていて坂道シリーズでは、珍しいストーリーだと感じました。
ミュージックビデオを担当した林希監督のインタビュー
BRODY 2021年6月号/Amazon |
カリンが上京したのは、リコに振られたから……と考えました。
ミュージックビデオを撮影した林希さんのインタビューを読んで、その解釈は間違っていないと確信しています。
林監督は、リコの愛犬にキスをさせることで、カリンの未練を断ち切らせたようです。
実際に、以下のような、林監督のインタビュー(BRODY 2021年6月号/制作陣が徹底解説 櫻坂46のつくり方)がありました。
東京に行って頑張ることは決めているんですけど、本人を目の前にすると忘れようとしていた愛おしさが募り、その気持ちを犬にキスをするということで表現しています。逆にいうと、もう今はリコが愛情を注いでいるモモにしかこの想いを伝えられないことです。切ないですね。
カリンは、リコの愛犬・モモへの愛情を自分に向けてもらいたがっていたのですね。胸が締め付けられます。
『偶然の答え』歌唱メンバー
『偶然の答え』は、櫻坂46 2nd Single「BAN」の全タイプ(A~D、通常盤)に収録されています。作詞は秋元康さん。センターは、藤吉夏鈴さんです。
フォーメーションは、一列目と二列目に櫻エイト。三列目が、櫻エイト以外の 5人です。
三列目(尾関梨香、関有美子、原田葵、上村莉菜、武元唯衣)
二列目(田村保乃、山﨑天、小池美波、森田ひかる、菅井友香)
一列目(小林由依、藤吉夏鈴、渡邉理佐)