タイトル『Buddies』の意味は仲間です。歌詞を読んで、果たして、仲間とは何だろうか?と疑問が生じました。
主人公「僕」のように、人を励ますことができる存在を仲間だと考えます。
仲間とは、励ましてくれる存在
「僕」が置かれている状況は、次の歌詞で分かります。
全てを奪った嵐はもう通り過ぎた 何事もなかったように この大地は穏やかだ
「僕」と「君」が住む街が、天災によって甚大な被害を被ったかのような歌詞ですね。最初は、全てを奪った嵐を、「君」と喧嘩別れした「僕」の心境かな?と推測しました。
ですが、大地は穏やかだとありますから、しっくりきません。
大地は穏やかだは「君」と仲直りできた「僕」の心理が反映されているように読めますが、天災に遭ったと考えてよいでしょう。
「君」は、自宅や大切な人を失ったのかもしれません。そのような状態で、「僕」は、僕たちはあの頃と同じだろう?と問いかけています。
優しいですね。
次の歌詞も、「僕」の性格が分かる表現です。天災で意気消沈した「君」を励ましているかのようです。
何かを失ったってまた明日は来るよ 明日は来る 悲しみの雨風は止み 新しい夜が明ける
落ち込んでいる時に、こんな言葉をかけられたら嬉しいですね。「君」から見れば、「僕」は頼もしい仲間と言えます。
なので、仲間とは、励ましてくれる存在と考えました。
私に仲間がいない理由⇒厭世主義のショーペンハウアーに共感しているから
私、のら猫ひろしは、仲間は作ろうとしないほうがメンタルが安定すると考えています。だから、孤立感が深いです。
もちろん、主人公の「僕」のように、どん底にある人に温かい言葉を投げかけてくれる人が仲間だと心強いのは確かです。
ただ、人間関係でメンタルが不安定に陥るくらいなら、孤独を選びます。
孤独が一番だと考えたのは、哲学者のショーペンハウアー(1788~1860)に共感しているからです。
ショーペンハウアーは、人間関係を維持することは、己を捨てることと考えました。
この世は、彼に言わせれば、個人の欲望が渦巻く虚しい世界なのです。
ショーペンハウアーに同調するのも、他人の要求やネガティブな感情に付き合って疲弊するくらいなら関係を絶った方が良いと考えているからです。
仕事関係は、100%断絶するわけにはいきませんが、プライベートでメンタルを削がれるなら孤独を選びます。
そんなふうに考えているから、温かい言葉をかけてくれる人がいないのかもしれません。
まとめと『Buddies』のフォーメーション
最後に、まとめと『Buddies』のフォーメーションを書きます。
衝突して疲弊するなら、孤独が一番
『Buddies』は、仲間とは何だろうか?と問いかけられているような世界観になっています。
主人公「僕」は、「君」を元気づけています。なので、仲間とは、励まし合える存在と解釈しました。
そして、私に仲間がいない理由を考えました。厭世主義のショーペンハウアーに共感して、孤独が一番だと思っているからです。
『Buddies』は、1stシングル「Nobody’s fault」TYPE‐Dに収録されています。歌詞は、秋元康さん。
フォーメーション
1期生6人(上村莉菜、 小池美波、 小林由依、 齋藤冬優花、 菅井友香、 渡邉理佐、)
フォーメーションは、一列目と二列目に櫻エイト。三列目が、櫻エイト以外の 6人です。
三列目(遠藤光莉、上村莉菜、大沼晶保、守屋麗奈、松平璃子、齋藤冬優花)
二列目(菅井友香、藤吉夏鈴、小池美波、森田ひかる、田村保乃)
一列目と二列目が櫻エイトなのは、『Nobody’s fault』や『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』と同じでした。