「私」の不安⇒ファンの推し変
fanは、特定の人の愛好者という意味でした。fansに「おひさま(日向坂46ファンの総称)」のようなイメージを持ったので、のほほんとした世界観かと思いきや、刺激的です。
刺激的ではあるのですが、芸能人といった表現者の不安を言い得ている世界観になっています。
例えば、次の歌詞。
・私のためなら 何でもするって言ってくれたよね 覚えてる?たとえ水の中 たとえ火の中も
・どれくらい私を愛してるの?言葉だけじゃ信じられないわ
・お前らとなら 天国も地獄も・・・恋人みたいに寄り添っていきたい
『My fans』は、主人公「私」が、自身のfansに語りかけるという世界観になっています。
なので、ファンに対する「私」の心理が描かれていることになります。
歌中の「お前」というのは、ファンの総称でしょう。そして、壇上から、「お前ら」と呼びかけている「私」は、表現者と解釈しました。
なので、歌詞の愛は「推しへの愛情」と考えます。
どれくらい私を愛してるの?言葉だけじゃ信じられないわという歌詞から、「私」の不安が垣間見えます。ファンの推し変を恐れているのでしょう。
「私」に櫻坂46メンバーが重なった
ファンの推し変を恐れるグループで思い浮かんだのは、櫻坂46に改名したばかりの欅坂46です。
欅坂46は、2015年から5年間活動して、10月12、13日の無観客配信ライブ「THE LAST LIVE」で終止符を打ちました。
13日のライブでは、1stシングル『Nobody's fault(ノーバディーズ フォルト)』を初披露しています。
私も、観たかったのですが、日向坂46は7月に無観客配信ライブを行いました。
それも観て、10月の配信ライブも視聴予定です。ファーストアルバム「ひなたざか」をType-A,Bと購入しました。
予算的に厳しかったので、泣く泣く欅坂46のラストライブを諦めています。円盤化されると良いですね。
話が逸れました。
一期生の平手友梨奈さんや長濱ねるさん、佐藤詩織さん、石森虹花さんの脱退で、欅坂46のファン離れが懸念されていました。
そこへ、櫻坂46への改名ですから、メンバーにとって不安でしかないでしょう。
そういったことで、『My fans』の「私」に櫻坂46メンバーが重なりました。
終わりに
『My fans』の主人公「私」は、ファンの推し変を恐れていると解釈しました。
そして、「私」に櫻坂46のメンバーが重なりました。
余談ですが、欅坂46「THE LAST LIVE」を視聴した日向坂46メンバーのブログが感動的でした。
例えば、齊藤 京子さんが、10月14日に「太陽は見上げる人を選ばない」と題して投稿したブログ。
「太陽は見上げる人を選ばない」は、欅坂46とけやき坂46の合同楽曲です。思い出が蘇って胸を打たれたたようです。
ブログを読んだ私も、胸が熱くなりました。 終わり
『My fans』は、日向坂46のファーストアルバム「ひなたざか」通常盤に収録されています。
歌詞は、秋元康さん。