ジャムにしたい夏とは
失恋したけど思い返したい夏
歌詞には、次の表現がありました。主人公が失恋したことが分かるので、ジャムにしたい夏とは、失恋した夏と言えます。
- 思い出は 甘くほろ苦く
- 恋だってジャムにしよう ちょっぴりすっぱかったけど 食べきれないくらいキスだってしたし
- サヨナラは 永遠の痛み
しかも、夕陽に染まった海岸と横顔に I miss you So I need you とあります。
主人公の横に、自分を振ったばかりの元カレがいる状況です。
こんな状況を、ジャムにしたいと考えた主人公の狙いはつぎの歌詞で分かります。
絶対思い出すわ瑞々しい青春の宝物
主人公は、サヨナラは永遠の痛み、と考える一方で、失恋の夏を瑞々しい青春の思い出とみなしています。
振られても、主人公のように感謝できなかった
大人になれば、失恋した思い出のひとつやふたつはあるでしょう。若かった頃の私は、主人公のように、人間ができていませんでした。
屈辱でしかないのです。なので、自分を振った相手との思い出を宝物と考えることはできせんでした。
ただ、40代になって昔を思い出すと、付き合ってくれたことに感謝が芽生えています。
当時一緒に観た映画などを目にして、元カノの横顔を思い出すのです。
それに比べると、『この夏をジャムにしよう』の主人公は人間性が素晴らしい。
付き合っていた時は楽しかったでしょう?だったら、そのことに感謝しなさいよと諭されているような錯覚を覚えました。
短期記憶は海馬に、長期記憶は大脳皮質に保存されます。
そして、主人公は、失恋の思い出をジャムにして冷蔵庫に入れようと決意していました。
長らく記憶に留めておきたいという主人公の心境を想像できます。
それを踏まえると、歌詞の冷蔵庫は、大脳皮質になるでしょうか。
色々な解釈が楽しめます。
まとめ・・・失恋しても感謝できる主人公
この後、25:05〜放送のテレビ東京「日向坂で会いましょう」で三期生ユニット「#この夏をジャムにしよう」が初披露されます🍓
— 日向坂46 (@hinatazaka46) October 11, 2020
ぜひご覧ください☀️#ひなあい#ひなましょう#日向坂46https://t.co/Hb4GK5mupr pic.twitter.com/0pgOfmxLev
- 主人公の横には、自分を振ったばかりの「あなた」がいる
- 主人公は「あなた」に感謝している
- 彼女は、「あなた」との思い出を、ジャムにして保存したがっている
サヨナラは永遠の痛みという表現があるように主人公だって、心を痛めています。
それでも、素敵な思い出をありがとうと言わんばかりに、『この夏をジャムにしよう』と考えているのですから、彼女を見習うべきなのですね。 終わり
Amazon Music で『この夏をジャムにしよう』を聴く
『この夏をジャムにしよう』は、2020年9月に発売された『ひなたざか』Type-Aに収録の新曲。作詞は秋元康さん。
歌唱メンバーは、三期生(上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世)の四人。