世界は、自分のコミュニティである
なんてちっぽけな存在なんだこの部屋から祈ることしかできなくて世界のこの悲しみに胸を痛め言葉以上の涙を流してた
この歌詞が気になりました。
世界のこの悲しみ、という表現で思うことは、千差万別でしょう。私は、世界を国家の集まりとは考えずに、自分が生きている狭い範囲で考えました。
その日常生活でネガティブな出来事が起きて、自分を小さな存在と卑下してしまうこともあります。
そうすると、歌詞のように、胸を痛めてしまうこともありました。
なので、その歌詞が気になる人は、私生活が上手くいっていない人と言えます。
私、のら猫ひろしも、雇われていないので自分のことで精一杯ですし、ネガティブな感情に陥りやすいので、上記の歌詞が一番、印象に残りました。
コロナ禍の世界
一ヶ月で、失業者が一万人も増えたという異常事態です。
さらに、東京都で、新型コロナウィルス感染者が百人以上確認されたという報道がありました。
また、統計局の労働力調査(2020年5月分結果)によれば、完全失業率が、2020年2月の2.4%から、5月まで毎月上昇しています。
私、のら猫ひろしが住む栃木県の有効求人は、1.1倍を割りました。栃木労働局の雇用情勢判断も、やはり、〈新型コロナウィルスの影響〉となっています。
原因は明らかに、コロナによる雇い止めでしょう。
有効求人倍率が、三ヶ月連続下がっていることを思えば、雇用情勢が悪いのは納得できますね。
特に、宿泊業などの新規求人などは、90%の減少とのことです。
私は、雇用されていませんから、自分のことで精一杯ですが、そういった暗いニュースに無力感を感じています。
また、経済的な理由で自分のことしか考えられない状況ですと、金銭的に困った人を助けることができないことでも虚脱感を覚えます。例えば、家族などですね。
だから、なんてちっぽけな存在なんだこの部屋から祈ることしかできなくて世界のこの悲しみに胸を痛め言葉以上の涙を流してた、という歌詞が印象深いのです。
終わりに・・・日本にマスクを送ってくれた世界の隣人
私は、歌詞の世界を、地球規模の世界と捉えませんでした。自分のコミュニティに置き換えて近しい人を隣人と考えました。
そして、中国が日本にマスクを寄付したという温かい報道もあります。マスクを送った中国人は、日本を世界の隣人と考えてくれたことになります。
『世界中の隣人よ』で想定される隣人も、こういった温かい対応をしてくれた隣国の国民でしょう。
■世界中の隣人よ■
『世界中の隣人よ』のMVは、メンバーが自宅などでリモート撮影した映像になっていることが特徴です。
そのメンバーは現役だけではなく、以下の卒業したメンバーも含まれています。- 市來玲奈(1996年生まれ):9枚目シングル「夏のFree&Easy」(2014)に収録のアンダーメンバー曲「ここにいる理由」で卒業。
- 生駒里奈(1995年生まれ):20枚目シングル「シンクロニシティ」(2018)で卒業。
- 斎藤ちはる(1997年生まれ):20枚目シングル「シンクロニシティ」(2018)に収録のアンダーメンバー曲「新しい世界」で卒業。
- 相楽伊織(1997年生まれ):20枚目シングル「シンクロニシティ」(2018)に収録の二期生曲「スカウトマン」で卒業。
- 能條愛未(1994年生まれ):21枚目シングル「ジコチューで行こう!」(2018)に収録のアンダーメンバー曲「三角の空き地」で卒業。
- 伊藤かりん(1993年生まれ):22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」(2018)に収録のアンダーメンバー曲「日常」で卒業。
- 衛藤美彩(1993年生まれ):22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」(2018)で卒業。
- 斉藤優里(1993年生まれ):22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」(2018)で卒業。
- 西野七瀬(1994年生まれ):22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」(2018)と、それに収録のソロ曲「つづく」で卒業。
- 若月佑美(1994年生まれ):22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」(2018)と、それに収録の「告白の順番」で卒業。
- 桜井玲香(1994年生まれ):24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」(2019)と、それに収録の「僕の思い込み」で卒業。
乃木坂46の『世界中の隣人よ』は、CD化されていませんが、ミュージックビデオの好意的な反響を受けて、アマゾンミュージックなどで、配信されています。
【amazon】世界中の隣人よ/乃木坂46 |