未練があっても、泣けばいい byフロイト
主人公は、誰と別れたのか気になりますが、歌詞には、愛はこんな簡単に終わっちゃうの?とあります。
ということは、主人公は、恋人に別れを告げられたのでしょう。
そして、次の歌詞から、主人公は未練がましいと感じました。
そして、次の歌詞から、主人公は未練がましいと感じました。
ここで仲直りすればいつものふたりに戻る そんなことありえないのかな?
何で振られなければいけないのか?と混乱状態にあることが分かります。
ただ、どこですれ違ったのか?と主人公が、自分の至らない行動を振り返っているような表現にも感じられます。
主人公は、恋人に精神的な負担を感じさせるような、いわゆる重い存在と恋人に認識されてしまったのかもしれません。
未練がましいと、諦めが悪い印象を受けるのは確かです。
未練がましいと、諦めが悪い印象を受けるのは確かです。
ですが、主人公のように、自分の元を去った恋人を思って悲嘆に暮れるのは、果たして悪いことでしょうか。
恋人に振られて、未練を残すのは決して悪いとは思えません。
フロイトは、大切な人を失った人が悲しみに打ちひしがれても、肯定的に捉えていました。
それが分かる彼の言葉に、『喪の仕事』があります。
『喪の仕事』は、大切な人を失って涙を流しきって、ふと現実に戻ることを言いました。
そうやって、大切な人なしで生きなければならない現実に気づくのです。同時に、生きながらえるメリットを認識できるのでした。
いわば、パニック状態が『喪の仕事』なのです。フロイトは、それを乗り越えて、立ち直るものだと言いました。
そう考えると、次の歌詞から、主人公は『喪の仕事』の真っ最中と言えます。
Stay with me もう少し don't leave me
でも、別れた恋人が戻ることはないと、いつかは理解できることでしょう。
そして、仕事に打ち込むことが出来たり、新しい恋人を見つければ、『喪の仕事』を完全に終えたことになります。
そして、仕事に打ち込むことが出来たり、新しい恋人を見つければ、『喪の仕事』を完全に終えたことになります。
もちろん、その恋人を思って涙を流す『喪の仕事』は、一日や二日では終わらないかもしれません。
ですが、『サヨナラ Stay with me』の主人公のように、恋人に未練を残すのは、格好悪いことでもないのです。
まとめ・・・別れた恋人に未練が残っていても良いのだ
- 別れた恋人が忘れられなくても、泣いて泣きつくすのがよい。
- 涙が枯れんばかりに泣きつくすことは、フロイト曰く『喪の仕事』。
- 時間はかかるが、『喪の仕事』が明ければ新しい展開が訪れる。
■サヨナラ Stay with me■
『サヨナラ Stay with me』は、乃木坂46の25枚目のシングル「しあわせの保護色」(2020)の収録曲でした。
歌詞は、秋元康さんです。歌唱メンバーは、秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、松村沙友理、久保史緒里、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香の8人です。
歌詞は、秋元康さんです。歌唱メンバーは、秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、松村沙友理、久保史緒里、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香の8人です。
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