忙しい毎日だと、目の前の幸せに気づけなかったり感謝を忘れがち
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なので、タイトルの意味もすぐに理解できていません。
保護色は、背景と同色になることで発見されにくくなる色のことを言いました。
これを踏まえると、次の歌詞が素晴らしいことに気づきます。
しあわせはいつだって近くにあるんだ保護色のようなもの気づいていないだけ
しあわせは日常と同化して見つけにくいものだということですね。なぜ、気づきにくいのでしょうか。
慌ただしい日々に流されてた、という歌詞があります。主人公は生活に追われていて心に余裕がなかったのでしょう。
心に余裕がないから、しあわせが忙しい日常に隠れてしまったと考えることができます。
私、のら猫ひろしは、夜勤で働いたことがありました。仕事が終わって朝日を浴びる機会は確かにあります。
ですが、残業続きですと、そのさんさんと降り注ぐ朝日や草花を堪能する余裕が心にありません。
そして、残業続きでメンタルの調子を崩して仕事を辞めたことがあります。昼間寝る生活から解放された時は、日差しや風が心地よかったです。
心地よさを感じたときが、しあわせを感じた瞬間でした。残業続きの日常に、日光を浴びるという幸せが隠れてしまって気づけなかったのです。
夜勤で精神が疲弊していた時は、歌詞を借りれば、しあわせはいつだって近くにあるんだ保護色のようなもの気づいていないだけ、の状態と言えました。
忙しい日常では感謝の念を持つことや幸福感を得ることが難しいと考えることができます。
そしてそのことに気づけば、歌詞の、しあわせは少しずつ見えてくるものさ変わらない毎日に紛れていたんだ、という表現に共感することができます。
朝日に感謝することが出来れば、忙しい日常からしあわせを見出したと言えました。保護色が剥がれて、というのはそういったことでしょう。
だから、夜勤から解放された瞬間というのは、歌詞のやっと見つけた、という表現がぴったりです。
主人公の幸せ
ここで、主人公が見たしあわせは何でしょうか。ヒントになりそうな歌詞に、思い出のその中にあるかもしれないこの温もりはもしかしたら、があります。
主人公は、自身の記憶に残ったある人物に感謝を抱いているように感じました。父親、母親、祖母、祖父、友達、恋人・・・。
具体的に誰との思い出なのかは触れてないです。
ただ、心に温もりを感じるほど、愛しくて感謝の念を抱いているように感じました。
主人公は、孤独じゃないことに気づいたのではないでしょうか。
そして、落ち込んだ時に大切な人に励まされたことで、しあわせは自分を元気づけてくれる人がいることだと認識したのではないか?と考えます。
まとめ
- 保護色は、背景と同色になることで目立たなくなる色のこと。
- 主人公の日常は、慌ただしい。
- しわあせの色がその日常と同化してしまうと、幸せを実感することが難しい。
■しあわせの保護色■
『しあわせの保護色』(2020年3月)は、乃木坂46の25枚目のシングルです。この曲を持って、白石麻衣さんは卒業となります。歌詞は秋元康さん。
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