【歌詞考察】日向坂46『青春の馬』。青春は若者の特権か | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】日向坂46『青春の馬』。青春は若者の特権か

歌詞の意味を考察・・・青春は若者の特権か


「誰だっていつだって、今が青春だって思えばそれが青春」byおすず(富田鈴花)


amazon
amazon
日向坂46の4thシングルのタイトル『青春の馬』から、乃木坂46の「革命の馬」を想起しました。
「革命の馬」には、センター街を屯している少女が登場します。

そんな無気力な彼女たちに向かって、叱咤するような表現が、自分の道を切り拓け!拗ねてるだけじゃ変わらないよという歌詞になっています。

そして、日向坂46の『青春の馬』の歌詞に、悩んで立ち止まるな、馬のように青春を駆け抜けろといった表現がありました。

なので、『青春の馬』は、「革命の馬」に通ずると感じました。

さらに、『青春の馬』における次の歌詞は、「革命の馬」の拗ねてるだけじゃ変わらないよ、という表現そのものです。

君は絶対諦めるな何があったって足を止めちゃそこで終わる

夢が叶う叶わないかはずっと先のことだ今は何も考えずに無我夢中ひたすらまっすぐに目指すんだ青春の馬

この歌詞は、夢が叶うかどうか不安になる必要はない突っ走れという意味に取れます。

白馬

青春真っ盛りの日向坂46のメンバーに相応しいと感じましたが、青春とは何でしょうか。

「君」の年齢は、日向坂46メンバーと同じくらいか、就職したばかりの年代でしょう。

だから、馬のように青春を駆け抜けるのは、20歳前後の人間を想定していると考えました。

ですが、日向坂46の富田鈴花さんは、自身のブログで「青春」に若さとか漲ったパワーという印象は持っていないようです。

富田さんは、誰だっていつだって、今が「青春」だって思えばそれが「青春」になると述べていました。

そんな彼女は、フォーメーションの順番に拘って苦しい時期があったことを打ち明けています。

ですが、その考えが自分を苦しめていると気づいてからは、がむしゃらに頑張ってきました。

そして、富田さんは『青春の馬』で、2列目のポジションを得ています。

夢が叶うかどうか不安になる必要はない突っ走れ、という歌詞を体現している富田さんが青春の馬だなと感じました。

同時に、がむしゃらに何かに情熱を注いでいる人間に年齢は関係ないのだというメッセージが『青春の馬』に込められていると考えます。 終わり


■青春の馬■
『青春の馬』(2020年2月)は、日向坂46の4枚目のシングル「ソンナコトナイヨ」の収録曲になります。Youtubeの公式サイトでは、ミュージックビデオが公開されていました。

感慨深いのは、ミュージックビデオの3分30秒のところです。濱岸ひよりさんと小坂菜緒さんが、夜が明けていくという歌詞に乗ってペアダンスを踊っているのです。


濱岸さんは、2019年の6月から体調不良で休養していました。柿崎芽実さんが、デビューシングルを最後に卒業していたことから、もしや濱岸さんも卒業か?と悪い想像をしてしまいます。

ですが、その心配は杞憂でした。濱岸さんは、『青春の馬』で復帰したのです。

小坂菜緒さんとのペアダンスは、おひさま(日向坂46ファン)であれば、誰もが「おかえり。濱岸さん」と感じたのではないでしょうか。