【歌詞考察】乃木坂46アンダー曲『うぬぼれビーチ』。主人公のうぬぼれに嫌悪感を抱かなかった理由 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46アンダー曲『うぬぼれビーチ』。主人公のうぬぼれに嫌悪感を抱かなかった理由

歌詞の意味を考察・・・主人公のうぬぼれに嫌悪を催さなかった訳


失恋の寂しさを紛らわしたくて多弁になっているだけ

amazon music はこちら
海岸で主人公がうぬぼれているのでしょうか。

主人公が男性であれば、自分はナンパが成功して当たり前と考えていることになります。

女性であれば、すれ違いざまに、男が振り向くとうぬぼれていると言えました。

最新の水着着て待っていた、とありますから、主人公は女性です。

彼女のうぬぼれ具合は、次の歌詞で分かりました。

絶対忘れないひと夏になるよ だって私と恋するんだよ ありがたいでしょう?

主人公は、自分と付き合えることに感謝を強要していることから、うぬぼれが強いと言えます。

うぬぼれの強い人と聞いて、一人の女性が思い浮かびました。

のら猫ひろしは、女性が初めて視界に入ったと思ったら、いきなり「あなた嫌い」と言われたことがあります。

初対面の人間に、いきなり自分のネガティブな気持ちをぶつけるのは、うぬぼれていないとできない行為だと思いました。

波ぎわを一人で歩く女性

そもそも視界に初めて入った女性に嫌いと言われても、理解が追いつきません。

思い当たることは、自分が存在しているだけで、人に嫌悪感を抱かせたことでしょうか。

いわゆる生理的に無理、という現象です。

ですが、その生理的に無理と感じてしまう根底には、驕りに似たうぬぼれが横たわっていると思いました。

もちろん、初対面の女性に、あなた嫌いと言われて良い気分ではいられませんから、コミュニケーションは取っていません。

20年ほど前の出来事ですが、初対面であなた嫌いと言われた理由は、今だに謎のままでした。

だから、うぬぼれることは、デメリットしかないと考えています。

ただ、『うぬぼれビーチ』の「私」のうぬぼれには、悪い感情を持ちませんでした。

なぜなら、次の歌詞があったからです。

彼と別れたて
ちょっぴり寂しい環境は弱気になるよ
カモーン上からロマンス私がフリーでいるなんて

「私」は、うぬぼれの強い人というよりは、失恋して淋しい女性だと思いました。

なので、彼女のうぬぼれに、拒否感を抱くことはありません。

終わりに

主人公は、失恋したばかりでした。なので、彼女は弱気になっています。   

そんな彼女の上から目線の態度は、強がりだと思いました。  

口数が多いのも不安の表れだと感じます。

不自然なほどに口数が多いことを、不安のディスクレパシーと言いました。

失恋して自分に自信がないことで、主人公は不安のディスクレパシーに陥ったように思います。 終わり


■うぬぼれビーチ■
乃木坂46『うぬぼれビーチ』は、アンダーアルバム「僕だけの君」(2018)の収録曲でした。

歌詞は、秋元康さんです。