歌詞の意味を考察・・・危なげな計画とは、どんなモノか
恋の火遊びを企んで知らない人の車に乗り込む
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思いつくのは、危険行為でした。
例えば、命綱なしで、高所を歩いているところを撮影して投稿する「ルーファー」がいます。
特に、YouTubeのルーファーチャンネルは、怖い物みたさの好奇心で、視聴する人が多く人気がありました。
命綱がないことで、不幸な事故もあります。中国人ルーファーが、62階のビル上から誤って落下する事故がありました。
危なっかしいと聞いて思い浮かぶのが、このルーファーです。
なので、「危なっかしい計画」というタイトルから受ける印象は、報酬に目が眩んだ人が企む犯罪まがいで自身の命すら危ういプランと考えました。
そして、さあ 制服コインロッカーに預けて、という歌詞から、「私」は学生であることが分かります。
さらに、彼女が企むプランは、次の歌詞で表されていました。
イメージ以上 もっとサバ読もう 夏じゃないか イエー経験しようかイエー
サバ読もうというのは、学生なのにOLと偽ることでしょうか。大人に見せかけて夏を楽しむと言えば、恋の火遊びなどのアバンチュールが思い浮かびます。
だから、「危なっかしい計画」の意味は、恋の冒険などのアバンチュールと解釈しました。
ここで、タイトルの危なっかしさが理解できます。
冒険じみた恋愛のリスクは、悪い男に引っかかることでした。
その危なっかしいイメージを持ってしまったのが、次の歌詞になります。
ワンボックスカーに乗ってどこへ行こうか まるで気にはしないけど 他に誰かいるって聞いてないし 面倒な予感
「私」が、乗り込んだワンボックスカーの運転手に悪意があったら、大変な事態が起こりそうです。
このままワンボックスカーが、山道へ向って行きそうな気配を感じてしまうのは、うがった見方でしょうか。
スリル味わってる、昨日と違う新しい純情を知ろう、という表現がありますが、楽観的すぎでしょう。
「私」が目論む恋の火遊びは、犯罪に巻き込まれてしまうという危うさが匂います。
また、その危うさは、高所から落ちた中国人ルーファーが迎えた最悪の事態を、想起させました。
だから、危なっかしいのです。
終わりに
タイトルにある、危なっかしいは、恋の冒険を目論んで知らない人の車に乗り込んでしまうことだと解釈します。 終わり
■危なっかしい計画■
欅坂46『危なっかしい計画』は、1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」(2017)に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。
歌詞は秋元康さんでした。