歌詞の意味を考察・・・制服にはどんな意味があるか
太陽のように明るく楽観的だった過去の主人公
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なので、その太陽と並置されている制服にも、ポジティブな印象を持ちます。
主人公は、制服を着ていた頃の明るかった青春時代を、追憶しているのではないかと想像しました。
母校の制服を見かけるなどして、太陽の下で友達を追いかけたり、恋をした青春時代を、主人公は想起したと推測します。
ですが、歌詞を追うと、主人公は、追憶に浸っているわけではなくて学生でした。
重苦しい進路相談のその時間 大学へ行くか? やりたいことはあるか? 窓の外を鳥が横切ってく
主人公は、進路に悩んでいました。だから、進路相談にネガティブな感情を抱いています。
そんな主人公の視界に入った鳥は、自由を表していると思いました。
進路相談に集中していれば、外を眺めようとしません。早く進路相談を終えて、鳥のごとく勝手気ままに行動したがっているように見えます。
となると、主人公が追憶に浸っているのではないかという推測も、間違っていないように思いました。
例えば、次の歌詞があります。
制服は太陽の匂いがする スカートは風に広がる 何十回何百回 校庭を走り回り 自由な日々過ごしてきた
ストレートに、自由な日々過ごしてきた、と表現されていました。
主人公が入学した頃の、ほんの数年前は、卒業後の見通しに楽観的であったのでしょう。
その数年前の記憶が、「制服と太陽」だと思いました。
そして、将来に悩んでいなかった頃の「制服と太陽」を思い出すことで、卒業後の不確かな未来や、不安から現実逃避しているように見えます。
だから、タイトルにある制服は、心が明るかった頃の主人公を表していると解釈しました。
終わりに
『制服と太陽』の制服は、進路に悩んでいなかった頃の主人公と考えます。その時の彼女は、太陽のように明るかったと認識しました。
そして、話の途中席を立って教室出よう、という歌詞があります。
入学した頃の自分を思い出した主人公は、進路相談をしている自分は自由ではないことに気づいたのではないでしょうか。
太陽の下で制服をひるがえしていた頃の、明るい気持ちを思い出すために、校庭へ繰り出したと解釈しました。 終わり
■制服と太陽■
欅坂46『制服と太陽』は、3rdシングル「二人セゾン」(2016)のカップリング曲でした。
また、1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。
また、1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。