歌詞の意味を考察・・・「僕」が「君」に好意を抱いた理由
儚げで弱々しいと思っていた「君」が、友達を守る為に、先生に抵抗した
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反対に、熱が冷めてしまったのは、恋人ではなく主人公のほうだったのでしょうか。
いずれにせよ、タイトルに続くのは、ネガティブな言葉しか思いつきませんでした。
ですが、歌詞を見ると、ポジティブな世界観になっています。
先入観とのギャップがいい クラスメイトを殴った教師に 教科書投げつけるなんて
元々、「僕」は「君」に好意を寄せていました。
友達に体罰を働いた先生に、「君」が教科書を投げたことによって、彼女が友達思いであることが分かります。
だから、もっと好きになったじゃないか!という表現になっているのでした。
先入観とのギャップ、とは何でしょうか。
「僕」が「君」に対して持っていた先入観が、わかる歌詞は、次の表現です。
長い髪を束ねた感じが 僕には優等生に見えた 傷つきそうな気がしていたから 守ってあげたい
前もって抱いていた「君」の印象は、優等生で支えてあげたいと思わせるほどに、弱々しげなものでした。
なのに、本当の彼女は、友達が先生に殴られると、果敢に立ち向かうことができる男気を持った女性だったのです。
いわゆるギャップ萌えだと思いました。
だから、「あんなに好きだったのに...ギャップ萌えでヤラれて、ますます君への好意が募ってしまった」と解釈できます。
ギャップ萌えにヤラれたことが分かる表現は、次の歌詞でした。
確かに君を誤解してた 僕の好きなタイプだった でも今になって気づいた ホントの君はそれ以上イケてるよ
「僕」にゲイン効果が働いたと考えます。
「ゲイン効果」は、悪い印象を好ましいそれに変化させた相手に、好意を抱くことでした。
本来ならば、先生に教科書を投げつける行為には、悪いイメージしかありません。
ですが、「君」は、体罰をされた友達を守る為に、教科書を投げています。
「君」の新たな一面を発見したことによって、「僕」にゲイン効果が生じたのでした。
終わりに
「僕」は、優等生で儚げな雰囲気を漂わせている「君」に片思いをしていました。弱々しげな雰囲気を漂わせている彼女が、友達をぶった先生に教科書を投げつけます。
ギャップ萌えということで、「僕」は余計に、「君」への思いを強くしたと解釈できました。 終わり
■あんなに好きだったのに...■
乃木坂46『あんなに好きだったのに...』は、21thシングル「ジコチューで行こう!」(2018)に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。
歌詞は秋元康さんでした。