歌詞の意味を考察・・・主人公が空に思いを馳せる理由
「僕」は、自分に青空のような明るい未来が広がっていることを信じている
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ポジティブなイメージとしては、青く澄んで晴れ渡っている蒼天です。
天を仰ぐと心が浄化される気持ちになりました。だから、空に肯定的な印象を持ちます。
反対に、ネガティブな印象の空は、上の空とか空虚が思い浮かびました。
動揺して落ち着きがないことを、上の空と言います。空虚は、生気を失ってぼんやりすることでした。
それらを踏まえると『空扉』の主人公は、現実から逃げたい願望があると想像します。
そして、空を見上げることで、心が軽くなっていく様が描かれていると思いました。
さしずめ『空扉』は、空中に浮かぶどこでもドアといったところでしょうか。
どこでもドアのように、極端な妄想でなくても、過重労働で疲弊している時は、逃げだしたくなります。
そんな時に、空を見上げて、仕事に追われない生活を妄想することで、気持ちを切り替える人もいるでしょう。
次の歌詞から、主人公が、現実から顔を背けたがっていることが分かりました。
悲しい出来事があったときは ここからどこか知らない場所へ行きたくなる
ネガティブな気持ちになる状況は、人それぞれです。でも、仰ぎ見る空は、同じものでした。
背中を丸めて暗い地面しか目に入らない状況よりは、空を仰いだ方がポジティブな感情が生まれやすいと思います。
そして、ネガティブな気持ちになった時に、『空扉』を想像することで、「僕」はメンタルの安定を図っているように見えました。
そんな「僕」の前向きな姿勢は、見習うべきです。
例えば、青空に未来があるはずだ 誰も空を見上げているよ、という歌詞からは、「僕」のポジティブな性格を推し量ることができました。
彼は、ネガティブな事実に対する、自分の感情を好ましいものに変化させる「リフレーミング」に長けていると感じます。
終わりに
悲しい出来事に対するモノの見方が、ネガティブなままでは、心が折れてしまいます。だから、「僕」のように、ポジティブなモノの見方をする必要がありました。
悲観的な感情になっても、ポジティブな意味づけをする「リフレーミング」は、次の歌詞だと感じます。
どんな悩みでも抜け出せるように 僕は扉に手を掛けているよ
この歌詞が、「リフレーミング」の考え方になっていると思いました。
メンタルが折れないように、「僕」が実践している「リフレーミング」は、大切だと考えます。 終わり
■空扉■
乃木坂46『空扉』は、21thシングル「ジコチューで行こう!」(2018)の収録曲でした。
歌詞は秋元康さんです。センターは、梅澤美波さんでした。
歌詞は秋元康さんです。センターは、梅澤美波さんでした。