歌詞の意味を考察・・・なぜ眠れないか
喧嘩別れした恋人との未来を、明るく描けない
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では、不安は、どのようなものでしょうか。
屋上のクレーンは重たい愛を吊って どこへと運ぼうとするのか?
この歌詞から、恋愛にまつわる不安が、クレーンで吊された物体に投影されていることになります。
まるで、解体業者が、鉄くずを回収していく光景のように見えました。
恋人と喧嘩して外へ飛び出した主人公が、見上げたクレーンにネガティブな気持ちを反映させていると解釈できます。
なので、主人公は、恋愛が上手くいっていないのではないかと想像しました。
例えば、恋人との喧嘩などです。主人公が、恋人に感情的な言葉を投げかけてしまった画が思い浮かびました。
その時の、恋人の苦い顔も想像できます。後悔が押し寄せて感情が高ぶったまま、横になっているから、「女は一人じゃ眠れない」心境に陥っているように感じました。
そして、次の歌詞から、喧嘩別れをしたまま仲直りできないかもしれないという不安を、連想できます。
女はいつだって1人じゃ眠れない 恋が邪魔をしているよ どうする?
恋が邪魔をするという状況は、どういったものでしょうか。喧嘩した主人公の心理状態を表していると考えます。
感情的になって横たわったものの、主人公は、恋人の将来に不安を感じていると思いました。
喧嘩別れという最悪の結末を想像して、目が冴えているのです。
そのように、思えるのは、次の歌詞が、あったからでした。
信じてた温もりは勝手な思い込みだと 冷たいシーツが笑ってる
この歌詞で、主人公は、恋人との明るい未来を描けていないことがわかります。
でも、それに相反する感情もありました。
誰かといたい 悲しくなんかない ない ない あなたといたい
恋人と、かつてのような関係を維持できないと理解しつつも、愛しさが芽生えてしまうという苦しい状態にあります。
だから、「女は一人じゃ眠れない」という意味は、恋人と仲直りできないかもしれないという不安に押しつぶされそうで、1人では眠れないことになります。
終わりに
主人公は、恋人と喧嘩をしたと解釈しました。そして、以前のような仲睦まじい関係に戻れないというネガティブな気持ちに支配されています。
だから、「女は一人じゃ眠れない」の真意は、恋人との関係が終わってしまう不安を抱えたままでは、眠れないと理解できました。 終わり
■女は一人じゃ眠れない■
乃木坂46「女は一人じゃ眠れない」は、18thシングル「逃げ水」(2017)のカップリング曲でした。
表題曲の「逃げ水」に続いて、「女は一人じゃ眠れない」のセンターも、大園桃子・与田祐希の2人が務めています。
歌詞は秋元康さんでした。
表題曲の「逃げ水」に続いて、「女は一人じゃ眠れない」のセンターも、大園桃子・与田祐希の2人が務めています。
歌詞は秋元康さんでした。