歌詞の意味を考察・・・遠回りの愛情とは
慎重を期したプロポーズの返事
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煩わしいほどに回りくどい、といった気分を想像してしまいました。
なので、主人公が、回りくどい愛情を誰かに示されているのかなという感想を持っています。
例えば、別れの言葉を切り出したいけれど、なかなか言い出せない恋人に苛立つ主人公が思い浮かびました。
ですが、タイトルには愛情があります。
回りくどい愛情となりますから、シャイな性格ゆえに好きな気持ちを伝えることができない主人公を思い浮かべました。
ひとつ手前の駅で降りたら 夕暮れの街歩こうか
「私」は、自宅の最寄りの駅で降りていませんでした。この場合も、遠回りと言えなくもありません。
ただ、タイトルは、愛情の示し方が回り道を行くようだというイメージがあります。
次の歌詞で、遠回りの愛情が表現されていました。
どんな結論だってちゃんとその目見ながら答えたい 遠回りの愛情
その目、とは誰の目でしょうか。
その疑問が生じた時に、「私」は、恋人から、プロポーズを受けたのではないかと考えました。
なので、答えたい遠回りの愛情は、彼からのプロポーズの返事だと思います。
愛情は、恋い慕う感情でした。恋人との結婚を決意していると考えます。
それを踏まえて、冒頭の歌詞を振り返ります。
ひとつ手前の駅で降りたら夕暮れの街歩こうか 商店街の人混みを抜け家までの道 一人きりで
「私」が一人きりで向かう家には、恋人が待っていると思いました。
だから、「遠回りの愛情」の意味は、幾度も吟味を重ねた彼からのプロポーズの返事だと解釈します。
終わりに
さらに、「私」が、彼からの求婚を受け入れたことがわかる歌詞がありました。同じ心の道 ちゃんと確かめながら歩きたい 遠回りになっても・・・その腕に抱きしめてもらえるなら
心の道というのは、結婚生活だと思います。その結婚生活を遠回りに歩きたい願望とも取れる歌詞でした。
これは、プロポーズを受ける覚悟を持ちつつも、緊張している「私」の心境を表していると思います。
でも、一歩ずつ私の方から歩く、という歌詞がありました。
彼が待つ家に向って一歩一歩踏みしめながら、漠とした恐れを払拭しているように感じます。 終わり
■遠回りの愛情■
乃木坂46「遠回りの愛情」は、10thシングル「何度目の青空か?」(2014)に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。歌唱メンバーは、Wセンターの永島聖羅・桜井玲香の2人を含めた8人の「94年組」です。
歌詞は秋元康さんでした。歌唱メンバーは、Wセンターの永島聖羅・桜井玲香の2人を含めた8人の「94年組」です。