歌詞の意味を考察・・・込められたメッセージを考える
「真の知識は経験あるのみ」(ゲーテ)
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その困っている人を取り巻く人が傍観しているだけという画が浮かびました。
そんな状況に心を痛めて「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」と解釈します。
歌詞を見ると、誰かが助けを求めているわけではありませんでした。
1人の少年 ドクロを並べた不吉な柵乗り越えた 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
ドクロが並べてある柵は、これを越えたら災いがふりかかるとでも言いたげです。
ドクロの柵を越えてはならないという村の掟だと思いました。
その村に生まれたものは、誰も不吉な柵を越えたものがいないから、少年は「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」と思ったのでしょう。
ここで、気になるのが、不吉な柵を越えて村を出る動機でした。
好奇心を持っちゃいけない法律、という歌詞があります。
関心を持つと、ドクロの柵を越えて新しい世界を覗きたくなるのでしょう。
そうすると、村には誰もいなくなって困るから、外の世界に興味を持つなということになります。
でも、少年は、次の歌詞のように好奇心を持ってしまいました。
川を渡り山を越え歩き続ける どこまででもあきらめない その先には何があるのだろう?
地図が存在しない頃の世界のように感じます。次の歌詞からも、同じ感想を抱きました。
結局はスタートラインまで戻った そう一周回って歩き出した場所へ つまり地球は丸い
行動を起こすことが大事なのだと解釈しました。
そして、次の歌詞に、「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」が伝えたいメッセージが集約されています。
自分の目で確かめて納得しよう 大人たちの言うことなんてもう絶対鵜呑みにはしない
少年は実際に、ドクロの柵を越えて地球が丸いことを発見しました。
このことから、大人にビビっていると、新しい世界を見るチャンスがなくなることを言いたいことが分かります。
終わりに
新しいことに挑戦すると、止めとけとか、お前には無理だという否定的な言葉を投げかける人がいます。そういったネガティブな言葉を投げる人は、行動を起こしたことがあるのか見極めないといけません。
ゲーテが言うように、「真の知識は経験あるのみ」なのです。
そういったメッセージが、「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」に込められていると思いました。 終わり
■僕が行かなきゃ誰が行くんだ?■
乃木坂46「僕が行かなきゃ誰が行くんだ?」は、9thシングル「夏のFree&Easy」(2014)に収録されています。
歌詞は秋元康さんでした。
歌詞は秋元康さんでした。