【歌詞考察】乃木坂46「吐息のメソッド」。緊張の緩和が必要な状況とは | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

【歌詞考察】乃木坂46「吐息のメソッド」。緊張の緩和が必要な状況とは

歌詞の意味を考察・・・緊張の緩和を必要とする状況


告白を決意。期待と不安感がない交ぜになって呼吸が乱れる

amazon music はこちら
吐息は、こわばった心身をほぐすために必要なため息でした。

主人公は、「吐息のメソッド」を意識せざるを得ないほどに、緊張を強いられていることになります。

過呼吸に陥っている主人公を想像しました。気になるのは、ため息を必要としなければならない状況です。

乃木坂46楽曲は、恋の歌がメインでした。主人公は、好きな人を前にすると硬直しやすい人間だと思います。

生来的に、緊張しいな性格なのかもしれません。

歌詞にも、ストレートに、あの人と出会ってから過呼吸みたいに、と表現されています。

だから、片思いのドキドキ感が描かれていることがわかりました。

そして、すべてを振り絞って(1!2!3!) 気分を変えてみよう(1!2!3!)、という歌詞で、主人公が告白を決意したように感じます。

さらに、AtoZ AtoZ AtoZ Yeah!という歌詞や、1!2!3!4!5!吐息(1!2!3!)の歌詞が、張り詰めた心を和らげたい主人公なりの「吐息のメソッド」と考えられました。

確かに、好きな人と話すくらいなら、冷静を保てます。ですが、告白を決意すると、不安になることは想像に難くありません。

海を前にして瞑想する女性の後ろ姿

付き合えるかもしれないという期待と、振られるかもしれない不安感がないまぜになった心境に陥るのでした。

不安感が、緊張を呼んで、呼吸が乱れてしまうのです。

告白の行方が気掛かりになった主人公は、次の歌詞のような行動を起こしたのでした。

まぶたを閉じてごらん 何かが見えるでしょう? ほら悲しみの忘れ方

悲しみというのは、悪い想像だと思います。

告白を決意したものの、もし振られたら・・・と弱気になっているのではないでしょうか。

主人公の眼裏には、意を決して告白をする自身の映像が浮かんでいると思います。それだけなら、「吐息のメソッド」を必要としません。

目の奥では、主人公の告白を一蹴する相手の画が映っていると思いました。

ここで、不安感が増大するのです。

悪い想像を打ち消すための方法が、「吐息のメソッド」でした。

そして、「吐息のメソッド」を実践したことで、次の歌詞のような前向きさを手に入れたことになります。

静かに愛が浮かんで来る(1!2!3!)Yeah! 重ね書きの未来

つまり、「吐息のメソッド」は、主人公なりの不安感の鎮め方と言えました。

終わりに

主人公は、告白を決意した時に、振られるかもしれないという不安を抱いたと解釈します。

その憂鬱な気持ちを、紛らわせるための方法が、「吐息のメソッド」でした。 終わり


■吐息のメソッド■
乃木坂46「吐息のメソッド」は、2014年の春に発売された8枚目のシングル「気づいたら片想い」のカップリング曲になります。

歌詞は秋元康さん。