歌詞の意味を考察
世界平和を歌う
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人間を楽器と捉えると、何かをかき鳴らしたりすることができないことになります。
何かをつま弾く代わりに、鼻声で歌うことになるでしょうか。
こう考えると、楽しいという感情があって、人間は音を奏でることに気づきます。
また、悲しい時も音を奏でることもありました。泣き声です。
なので、音を奏でた時の、感情が気になります。
冒頭の歌詞が、どこかで 誰かが恋をしたらしい、で始まっていました。
始まったと思ったら終わってしまうのも恋です。だから気が抜けません。
とは言っても、良く考えれば、泣いている人を見て楽器と考える人はいないように感じました。
冒頭の歌詞が、誰かが恋をしたらしいという表現になっていて、タイトルが「人間という楽器」です。
それを踏まえると、カップルを囲んでワイワイやっているような、にぎやかな画が浮かびました。
気になるのが、僕たちにできるのは、という歌詞でした。
できることは、これしかないよ・・・という申し訳無さが感じられます。
だから、本当は「人間という楽器」だけで、カップルを祝福するのは、不本意に感じているように見えました。
大掛かりな会場を用意して、フォーマルな衣装を着て・・・というのが本当はやりたかったのではないでしょうか。
ですが、その想像は間違っていました。次の歌詞があったからです。
肩組みながら 平和の歌 歌おう地球のどこにいたって
「人間という楽器」の主題は、世界平和でした。であれば、結婚の祝福の仕方は千差万別です。
祝福の気持ちがこもっていれば、演出の仕方などはちっぽけな問題でした。
アカペラでも歌唱力があれば、人の心を動かせます。動物の鳴き声でも、人を感心させることもできました。
ダンスも、人間離れした踊りをすることで、会場をどよめかせることも可能です。
だから、まさに、僕たちにできることは、世界平和を願って「人間という楽器」になることだと思いました。
終わりに
「人間という楽器」のメッセージを、考えた時、23枚目のシングル「Sing Out!」が思い浮かびました。「Sing Out!」の歌詞には、ここにいない誰かのために 今何ができるのだろう みんなが思えたらいい、という表現があります。
この表現が、「人間という楽器」の歌詞にある、名前も知らないカップルのために僕たちにできること、に重なりました。
僕たちにできることは、世界平和を願って「人間という楽器」になることです。
そして、皆のために「Sing Out!」するのだというメッセージが感じられました。 終わり
■人間という楽器■
乃木坂46 「人間という楽器」は、2013年夏に発売された6枚目のシングル「ガールズルール」に収録されています。
歌詞は秋元康さん。
歌詞は秋元康さん。