歌詞の意味を考察・・・呼びかける理由
心の闇の飛び方を知りたがっている
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実際に目の前にいるのか、想像上のコウモリに声を掛けているのかはわかりませんが、気持ちが、コウモリにあることは確かだと思いました。
ただ、コウモリは、日没から明け方まで活動する生き物です。そんなコウモリに声をかける主人公の心は晴れやかではないでしょう。
気が塞がって暗い主人公が、コウモリに呼びかけたくなる動機が気になります。
主人公が苛まれている孤独が、コウモリの活動している世界のように暗いから親近感を抱いているのでしょうか。
何も見えない漆黒の闇の中 そばにいるのは愛しき人 君は今何を考えてる?
「僕」は、目で確認できないほどの漆の暗さの中で、そばに「君」がいるとわかっています。
あるいは、声だけで、愛しい人が傍らにいると認識できているのかもしれません。
「僕」の心が沈み込んでいることは、確かだと思いました。
「君」との関係に亀裂が走って、「僕」の心に暗雲が立ち込めているのです。
その暗さが、絶望的に暗いことを、漆黒の闇という言葉で表していると感じました。
それは、「僕」と「君」の未来が見通せないことでもあります。
それは、次の歌詞でも、わかりました。
惹かれ合うほどぶつかるもの 未来を犠牲にしても・・・
衝突して未来が犠牲になる人間関係は、仲違いしかありません。
だから、漆黒の闇は、傷心状態にある「僕」の心ということになります。
そして、次の歌詞で、「僕」がコウモリに呼びかけた動機がわかりました。
コウモリよ 生き方を教えてくれ
コウモリは、夜間に活動する生き物でした。だから、「僕」は、暗闇を生きる方法を知りたがっていることがわかります。
「君」がいない日常を、どうやったら生きていけばいいのかわからない「僕」の絶望感を感じることができました。
ただ、「僕」は、「君」との関係を修復したい願望は持っていると思います。
次の歌詞から、その願望が感じられました。
頬に流れ落ちる涙 そっと避けながら君と僕の距離を測ろう・・・守りたいのは愛しき人 君はもう手探りしなくていい
心の距離を見失うほどに、「君」との関係に亀裂が走っているのは間違いありません。でも、「僕」は諦めていませんでした。
だから、「コウモリよ」と呼びかけて、生き方の助言を請うていると解釈しました。
終わりに
「僕」は、見通しがきかない「君」との隔たりを、コウモリのように距離を測りたがっていることになります。その方法を、「僕」は知りたくて「コウモリよ」と呼びかけているのでした。 終わり
■コウモリよ■
乃木坂46 ユニット曲「コウモリよ」は、2013年夏に発売された6枚目のシングル「ガールズルール」の収録曲でした。
歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、白石麻衣・中元日芽香・能條愛未・若月佑美の4人です。
卒業した中元日芽香さんの妹が、BABYMETALのSU-METALこと中元すず香さんでした。
そういった経緯もあって、生田絵梨花・リリメタル(伊藤理々杏)・ハヅメタル(向井葉月)がBABYMETALを意識したNOGIMETALを結成して「コウモリよ」を披露しています。
生田絵梨花プロデュース「コウモリよ」は、名古屋ドームで行われた、乃木坂46「真夏の全国ツアー2018 ~6th YEAR BIRTHDAY LIVE~」で披露されていました。
ただ、名古屋ドーム編のDVDが発売されていないのが残念です。NOGIMETALバージョンの「コウモリよ」・・・どこへ行った?
歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、白石麻衣・中元日芽香・能條愛未・若月佑美の4人です。
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そういった経緯もあって、生田絵梨花・リリメタル(伊藤理々杏)・ハヅメタル(向井葉月)がBABYMETALを意識したNOGIMETALを結成して「コウモリよ」を披露しています。
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