歌詞の意味を考察
心の中が燃えて、人は走る
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不審者に追いかけられた。歩行者信号の青信号が点滅しだした。
10キロ痩せたい。新聞や郵便物を配っている・・・などです。
10キロ痩せたい。新聞や郵便物を配っている・・・などです。
ただし、「人はなぜ走るのか?」と考える状況は、人生に疑問を抱く場面だと思いました。
労働時間が半日以上で時間に追われている時などは、自分の生き方に疑問を抱きがちです。
常に誰かに走らされているような感覚を持っていると、人が走る理由について考えてしまうと思いました。
歌詞を見ると、主人公は、切羽詰まった状況にあるわけではありません。
次の歌詞は、主人公が実際に走っている人を見た心境になっています。
ゆっくりと歩いてた方が楽だったはず そんなに急ぐ理由はないでしょう 心の中が燃えて来てきっと風を探したんだね
「僕」が走っているわけではありません。人間というものは、なぜ走るのだろうかと思いを巡らせているのでした。
そして、「僕」は、心の中が燃えて来て、やる気がみなぎると、人は走るのだという結論を出しています。
意欲的になると、人は走るのだと理解した「僕」は、次に、人はどうして夢見始めたんだろう?人はどうして笑い始めたんだろう?、と疑問を口にしていきました。
人が夢見た理由の答えも、できないことをやってみたかったんだ、という歌詞で表現されています。
人が笑い始めた理由の答えになる歌詞は、誰かに愛を伝えたかったのかな、とありました。
そして、それらの疑問が解消した後に、「僕」は走り出しています。
今なら僕も笑えるよ 走りながら・・・やがていつしか目を開けて 夢見られる僕らになった
この歌詞でわかるのは、走り出す前の「僕」が、夢を抱くこともなく、笑うこともなかった人間だったことです。
「僕」は、無気力で走ることができていなかったのです。あの人は走ることができて「僕」にはできない・・・と思ったことでしょう。
そして、無気力であるがゆえに夢を抱くことがない日常を送っていた「僕」だと思いました。
ですが、走っている人を目の当たりにして、無気力な「僕」の心境に変化が訪れたのではないかと、解釈します。
終わりに
「人はなぜ走るのか?」の歌詞から、思うように結果が出せないスポーツ選手を想像してしまいました。怪我に苦しんで、続けようか続けまいか葛藤しているような主人公の画が、浮かんだからです。
一旦は、夢を諦めて、笑顔が少なくなった印象を受けました。
そんな「僕」の前に、楽しそうに走っているランナーが現れたのではないでしょうか。
そして、走ることとは? 夢を見ることとは? 笑うこととは? 疑問が生じながらも、とりあえず走ったのです。
走りながら、夢を抱くことができました。そして、笑うことができるようになったのだという世界観になっていると思います。 終わり
乃木坂46 「人はなぜ走るのか?」は、2012年夏に発売された3枚目のシングル「走れ!Bicycle」のカップリング曲でした。
歌詞は秋元康さん。
歌詞は秋元康さん。