歌詞の意味を考察・・・偶然を言い訳にする状況とは
偶然を装って、「微妙なジョニー・デップ」にお近づきになりたい
amazon music はこちら |
乃木坂46の楽曲と言えば、恋です。想いを寄せている人に会いたい時が、偶然を言い訳にしたい時になると思いました。
親しくない人に、声をかけるには勇気が必要です。
自分に自信がない時ほど、話しかけたら迷惑ではないだろうかと考えがちでした。
勇気がなくても、偶然を装って相手に自分を印象づけるのは、賢い方法だと思います。
ただ、どのような偶然を演出するのかが気になりました。待ち伏せするのでしょうか。
歌詞は次のような表現になっています。
偶然を言い訳にして 新しい世界ノックをしようか? 昨日とは違う愛しさのかたち
主人公が、ノックしようとする新しい世界とは何でしょうか?
パルコ辺り歩いている時にすれ違った「微妙なジョニー・デップ」 まさかこんなとこでバッタリなんてね
不意に「微妙なジョニー・デップ」と出くわしています。彼と会話することで、新しい世界が広がることになるのでしょう。
微妙な、という表現になっています。「微妙なジョニー・デップ」が、果たして、主人公が好意を抱いている相手なのか判断に迷いました。
ただ、歌詞をさらに追うと、キャンパスで会っても 密かに憧れてる、という表現がありました。
やはり、主人公の片思いの相手は、「微妙なジョニー・デップ」で間違いありませんでした。
たまたま、パルコ前で「微妙なジョニー・デップ」に遭遇したことで、主人公は次のように決意しています。
必然はなかなか来ない 驚いたように声をあげようか? 今から始まるこの恋のドミノ
声を上げることで偶然を装いたいのですね。ですが、その決意は無駄に終わっています。
次の歌詞があったからです。
自覚してたよ私はチキンだね
主人公は、パルコ前で、たまたま会った「微妙なジョニー・デップ」に、驚いたような演技をすることができませんでした。
「偶然を言い訳にして」は、これで終わるのなら、哀しい世界観と言えます。
ですが、歌詞の終わりには主人公と「微妙なジョニー・デップ」の恋物語が進展しそうな表現になっていました。
昨日とは違う愛しさのかたち 公園通りここで会った確率はありえないよね・・・声を上げようか? 今から始まるこの恋のドミノ
今度は、公園通りで「微妙なジョニー・デップ」と遭遇しました。主人公は、チャンス到来!とガッツポーズでもしたことでしょう。
歌詞が、今から始まるこの恋のドミノ、と含みを持たせて終わっています。
主人公と「微妙なジョニー・デップ」の恋の物語が、始まるのか?始まらないのか?とモヤモヤする終わり方でした。
妄想が膨らんでしまいます。
個人的に、主人公は驚いたような声を上げて言葉を交わすことに成功したように思いました。 終わり
乃木坂46 ユニット曲「偶然を言い訳にして」は、2012年春に発売された2枚目のシングル「おいでシャンプー」の収録曲です。
歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、白石麻衣・高山一実・橋本奈々未・松村沙友理の4人でした。
歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、白石麻衣・高山一実・橋本奈々未・松村沙友理の4人でした。