歌詞の意味を考察・・・断定を避けた理由
主人公の慎重な性格の表れ
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タイトルだけ変えて、乃木坂46が歌っています。そして、会いたかった、と断定を避けた理由が気になりました。
タイトルを、曖昧な表現にすることで、主人公の慎重な性格を表していると思います。
タイトルで主人公の性格を想像すると、乃木坂46 「会いたかったかもしれない」は、AKB48の「会いたかった」と同じ歌詞なのに、受ける印象が違ったものになりました。
次の歌詞の、AKB48バージョンと、乃木坂46バージョンの違いを考えてみます。
自転車全力でペダル・・・木漏れ日のトンネル 夏へ続く近道さ・・・振られても後悔しない 誰よりも好きだから 好きならば好きだと言おう
AKB48バージョンは、タイトルが「会いたかった」と断定的でした。
だから、猪突猛進型の主人公を想像します。当たって砕けろの精神で、告白を決意しているように感じました。
木漏れ日のトンネルで、誰よりも好きだから!!と叫ぶ主人公の画が思い浮かびます。
そして、乃木坂46バージョンの印象はどうでしょうか。
乃木坂46バージョンは、タイトルだけが「会いたかったかもしれない」に変わっています。
〜かもしれないという曖昧な表現で、主人公の心は、揺れ動いているのではないかと思いました。
乃木坂46バージョンの主人公は、告白をするかしまいか、長い間迷っていたのではないでしょうか。
主人公が、そっと目を閉じて、俯いているような映像が思い浮かびます。
そして、乃木坂46バージョンの歌詞は、主人公が悩みに悩み抜いて下した決断が、やっぱり告白すると決意した後の心境になっていると思いました。
ここで、主人公が、奥歯を噛みしめて、力強くべダルを踏んでいくような想像ができます。
そして、会いたかった君に・・・自転車全力でペダル、と冒頭の歌詞に入ったという解釈をしました。
終わりに
AKB48バージョンは、迷いなく君に告白することを決意して、最初から最後まで全力で自転車のペダルを漕いで行くという印象でした。そして、乃木坂46バージョンは、タイトルの印象から、告白するかしまいかという主人公の不安げな気持ちを想像してしまいます。
だから、迷いに迷って君への告白を決意した後の、自転車全力でペダルという表現だと思いました。 終わり
乃木坂46 「会いたかったかもしれない」は、2012年2月22日に発売されたファーストシングル「ぐるぐるカーテン」の収録曲でした。
歌詞は秋元康さんです。
歌詞は秋元康さんです。