歌詞の意味を考察・・・タイトルの真意
確かに~Do my best~じゃ意味はないかもしれない。けれど自分を信じることはできる
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そして、最善を尽くすだけでは、意味がないということで、タイトルが「~Do my best~じゃ意味はない」ということになります。
タイトルだけ読むと、結果が伴わない努力は、無意味だという厳しい言葉だと思いました。
まるで、試験の不合格通知を受け取ったかのような悲壮感を感じます。
なので「~Do my best~じゃ意味はない」の世界観が、思うような結果を出せない主人公の苦しみになっていると想像します。
歌詞を見ると、その想像も間違っていないと思いました。その歌詞は、次の表現です。
声なんか出したくないよ 自分だけの問題だ
この歌詞も、タイトルと同じ印象を受けます。
まるで、開封したら、不採用のお知らせだったという心境を表していると思いました。
この場合であれば、採用か不採用かは「僕」だけの問題と言えます。
騒いだどころで、当てになる他人は、自分にはいないのだという寂しさも感じました。
あるいは、声を出したくないという強がりかもしれません。
そうなると、誰にも頼るもんかという意地があると思いました。
いづれにしろ、「僕」が挑戦した全ての物事の結果は、「僕」が一身に受けるのだという決意と言えます。
なぜ「僕」は、孤軍奮闘の道を選んだのでしょうか。
頑張って偉かった 踏ん張って良くやった yes そんなの惨めだ yes そんなの負け犬だ
この歌詞で、「僕」が失敗しても、自分の不甲斐なさを露呈するだけだと考えていることがわかります。
そして、慰められると「僕」は、負け犬になった気分になるのでした。
だから「僕」は、援助を受けたくないのでしょう。
さらに、「僕」が、孤軍奮闘の道を選ぶ理由がありました。
それは、次の歌詞です。
火事場の馬鹿力を出せ 思いもよらないくらい・・・これが自分でも想像出来なかった潜在能力だ エナジー眠っている
てっきり「僕」は、負け犬に思われたくないから、一人で奮闘することを決めているのだと思いました。
ですが、「僕」は、自分を信じていました。助けがなくても、物事を成すことができるという自己肯定感があるのです。
その自己肯定感が、火事場の馬鹿力と表現されていると思いました。
だから、 乃木坂46 アンダー曲「~Do my best~じゃ意味はない」の解釈は、確かにDo my bestじゃ意味はない、けれども火事場の馬鹿力を秘めているから、挑戦をやめる必要はないというメッセージになると思います。
終わりに・・・若者の国別の自己認識
内閣府が、令和元年に「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 (平成30年度)」を発表しています。第2部に、国別の自己認識がありました。
対象者は、13歳から29歳。
対象国は、7か国(日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデン)です。
自分自身に満足しているかという問いに、YESと答えた割合は次の通りでした。
日本 45.1%
韓国 73.5%
アメリカ 86.9%
イギリス 80%
ドイツ 81.8%
フランス 85.8%
スウェーデン 74.1%
日本の13歳から29歳の若者は、諸外国に比べて自己肯定感が低いことがわかります。
こういった現状を憂いて、乃木坂46 アンダー曲「~Do my best~じゃ意味はない」が書かれたのだと思わずにいられません。
だから、Do my bestじゃ意味はないけれども、火事場の馬鹿力があるから失敗を恐れる必要はないというメッセージが込められていると思いました。 終わり
■~Do my best~じゃ意味はない
乃木坂46 アンダー曲「~Do my best~じゃ意味はない」は、2019年9月発売の24枚目のシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」の収録曲になっています。
歌詞は秋元康さん。
歌詞は秋元康さん。