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歌詞は秋元康さん。
ファーストは、最優先のモノという意味です。
だから、「思い出ファースト」は、思い出を最優先にするということでした。
なぜ、主人公は、思い出を最優先にしたいと考えたのでしょうか。
よすが、という言葉で説明できると思いました。例えば、「君を思い出のよすがとする」なとです。
この言葉の意味は、君との思い出に、心を寄せて頼りにすることです。
主人公は、君との思い出を、よすがにできるように奮闘していました。
歌詞考察・・・思い出をファーストにするとは、どういった意味か
君との思い出を最優先にする
都民ファーストの会は、「東京大改革」を掲げることで、都民ファーストの視点に立つ政治を目指しています。同じように、「思い出ファースト」の主人公も、思い出を第一に考える生活を心がけていると思いました。
思い出ファーストの会でも、登場しそうなユーモアのある世界観を想像します。
そして、思い出を最優先にしなければならない状況とはなんでしょうか。
主人公が彼女の誕生日を失念したとか、そういった失敗を踏まえて思い出は大切に、ということでしょうか。
歌詞を見ると、「君」はあまり機嫌がよろしくないようです。
例えば、冒頭の歌詞にある次の表現で、「君」が怒っているのが分かりました。
海沿いのボードウォークまで 君が口を利かなくて困ってる 新しいサンダルのせいか 靴擦れ歩きにくくて 不機嫌モード
歩きにくいから、「君」は「僕」と、口を利かないのでした。
となると、「君」の性格に振り回される「僕」ということになります。
歌詞も、「君」に振り回される様が描かれていました。
砂浜のタコスのキッチンカー 僕がさっき全力で買ってきたタバスコをかけすぎたせいか ちょっぴり つまんだだけで残してしまう
「僕」がタバスコをかけすぎただけで、「君」はタコスを完食することはありませんでした。
靴擦れをしただけで、口を利かなくなる「君」です。そんな性格であれば、タバスコがかかったタコスは嫌、というのも有りえますね。
そして、そんな「君」を「僕」はどう思っているのでしょうか。
わがままだけど 好きだよ 愛とは 何があっても許すこと
ストレートに表現されています。好きだから、不機嫌な「君」でも構わないのでした。
そして、タバスコがかかったくらいでタコスを食べない「君」に怒らないのも、彼女を好いているからなのです。
ここで、タイトルが「思い出ファースト」になっている理由がわかりました。
不機嫌な「君」に腹を立てて、喧嘩でもすれば、それは最悪な思い出になってしまいます。
そんな思い出は、避けたい「僕」でした。
「僕」は、彼女との思い出を最優先にすることを、心がけているのです。
それが分かる歌詞は、次の表現でした。
大切にしたいもの 一番目は何だろう? そう何を優先させるのか? プライオリティー ちゃんと考えなきゃね 思い出ファースト それがmustだ この夏の甘い目標
プライオリティーは、優先度が高いというニュアンスです。そして、must は、~しなければならないという意味でした。
だから、思い出を最優先に考えて、思い出ファーストを心がけなければならないと「僕」は考えているのです。
終わりに
何をやっても、「君」に怒らない「僕」には頼りない印象を持ってしまいました。それを「僕」は自覚しているような歌詞になっています。
切なさファースト 君と一緒にいられればいい
わがままな「君」でも、「僕」は、恋愛感情が萎えないタイプでした。
ある意味、メンタルが強いと解釈できます。
「僕」は、思い出ファーストの会の代表に相応しいと思いました。 終わり