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また、2017年の春に発売された17枚目のシングル「インフルエンサー」のカップリング曲です。
歌詞は秋元康さん。センターは、大園桃子さんでした。
自分が行きたい方角に、鬱蒼とした森が立ちはだかっている状況は、まるで思い通りに行かない人生のようです。
「三番目の風」には、鬱蒼とした森が切り開かれ、光が差し込み、風が通り抜けていくような爽快感を感じました。
なので、閉塞感を感じている人、それを打開したい人に響くと思います。
歌詞考察・・・世界観はどのようなものか?
鬱蒼とした森のような閉塞感を切り開いていく
三番目という言葉から、乃木坂46の三期生を想起しました。なので、三期生の不安や希望といった世界観を想像します。
特に、冒頭の次の歌詞は、三期生が抱いた不安感を表現していると思いました。
ああ 目の前には鬱蒼とした森が広がってる ああ 道なき道 先へ進まなきゃ 夢に近づけない
方向感覚を失いやすい場所というと、森が思い浮かびました。しかも、鬱蒼とした森以外にも、道なき道と表現されています。
鬱蒼という歌詞で、薄暗い印象を持ちます。さらに、道なき道というのは、誰も、通っていないから道などないのでしょう。
「僕」が歩く、道なき道は、閉塞感を抱きやすい状況だと思います。
さらに、「僕」の不安を表現しているような表現は、それだけではありませんでした。
誰か味方はいるか? 仲間は揃ったか?
誰かと一緒に行動していなければ、仲間の安否を気にする必要はありません。
「僕」には、行動を共にする仲間がいるのでした。
仲間がいることで得られたような心強さが、次の歌詞だと思いました。
環境に恵まれなくて その不運 恨むより チャンスを待とう・・・どんな時でも 太陽がある宇宙遠い 願いを邪魔をする雲は すぐに追い払え!
思い通りにいかなくて、先行きの見通しがきかない人に対するメッセージではないでしょうか。
自分なりに頑張っても、誰からも評価されないとか、思うような結果にならなくて落ち込みがちです。
そんな時に陥りやすいのが、周りの環境のせいにすることでした。
でも、愚痴を言う暇があったら、常にチャンスをモノにするべく目を凝らして、アンテナを張るべきです。
そういった前向きな姿勢でいるためには、歌詞のように、どんな時でも太陽がある、と自分に言い聞かせる必要がありました。
夜になったからといって、光が差さないと騒ぐことは馬鹿らしいということでしょう。
終わりに
前向きな「僕」を表現している歌詞は、どんな時でも太陽がある、という表現だけではありません。次の歌詞からも、「僕」の前向きな姿勢が感じられました。
希望の使命はそう 光を作ることさ 自分たちで 真っ暗な未来を こじ開けろ!
鬱蒼とした森に風を通すことができるのは、諦めないで歩き続けた人だと解釈しました。 終わり