乃木坂46三期生曲「三番目の風」歌詞の意味を考察。閉塞感を打開する | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46三期生曲「三番目の風」歌詞の意味を考察。閉塞感を打開する

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乃木坂46三期生曲「三番目の風」は、3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」(2017)の収録曲でした。

また、2017年の春に発売された17枚目のシングル「インフルエンサー」のカップリング曲です。

歌詞は秋元康さん。センターは、大園桃子さんでした。


自分が行きたい方角に、鬱蒼とした森が立ちはだかっている状況は、まるで思い通りに行かない人生のようです。

「三番目の風」には、鬱蒼とした森が切り開かれ、光が差し込み、風が通り抜けていくような爽快感を感じました。

なので、閉塞感を感じている人、それを打開したい人に響くと思います。


光が差し込んでいる鬱蒼とした森

歌詞考察・・・世界観はどのようなものか?


鬱蒼とした森のような閉塞感を切り開いていく

三番目という言葉から、乃木坂46の三期生を想起しました。

なので、三期生の不安や希望といった世界観を想像します。

特に、冒頭の次の歌詞は、三期生が抱いた不安感を表現していると思いました。

ああ 目の前には鬱蒼とした森が広がってる ああ 道なき道 先へ進まなきゃ 夢に近づけない

方向感覚を失いやすい場所というと、森が思い浮かびました。しかも、鬱蒼とした森以外にも、道なき道と表現されています。

鬱蒼という歌詞で、薄暗い印象を持ちます。さらに、道なき道というのは、誰も、通っていないから道などないのでしょう。

「僕」が歩く、道なき道は、閉塞感を抱きやすい状況だと思います。

さらに、「僕」の不安を表現しているような表現は、それだけではありませんでした。

誰か味方はいるか? 仲間は揃ったか?

誰かと一緒に行動していなければ、仲間の安否を気にする必要はありません。

「僕」には、行動を共にする仲間がいるのでした。

仲間がいることで得られたような心強さが、次の歌詞だと思いました。

環境に恵まれなくて その不運 恨むより チャンスを待とう・・・どんな時でも 太陽がある宇宙遠い 願いを邪魔をする雲は すぐに追い払え!

思い通りにいかなくて、先行きの見通しがきかない人に対するメッセージではないでしょうか。

自分なりに頑張っても、誰からも評価されないとか、思うような結果にならなくて落ち込みがちです。

そんな時に陥りやすいのが、周りの環境のせいにすることでした。

でも、愚痴を言う暇があったら、常にチャンスをモノにするべく目を凝らして、アンテナを張るべきです。

そういった前向きな姿勢でいるためには、歌詞のように、どんな時でも太陽がある、と自分に言い聞かせる必要がありました。

夜になったからといって、光が差さないと騒ぐことは馬鹿らしいということでしょう。

終わりに

前向きな「僕」を表現している歌詞は、どんな時でも太陽がある、という表現だけではありません。

次の歌詞からも、「僕」の前向きな姿勢が感じられました。

希望の使命はそう 光を作ることさ 自分たちで 真っ暗な未来を こじ開けろ!

鬱蒼とした森に風を通すことができるのは、諦めないで歩き続けた人だと解釈しました。 終わり