乃木坂46アンダー曲「シークレットグラフィティー」歌詞の意味を考察。何を隠しているのか? | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46アンダー曲「シークレットグラフィティー」歌詞の意味を考察。何を隠しているのか?

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乃木坂46「シークレットグラフィティー」は、3rdアルバム「生まれてから初めて見た夢」(2017)の収録曲でした。

また、2016年の夏に発売された、15枚目のシングル「裸足でSummer」のカップリング曲です。歌詞は秋元康さん。

歌唱メンバーは、センターの樋口日奈さんを含めた19人のアンダーチームでした。




グラフィティーは、壁の落書きを意味します。

となると、「シークレットグラフィティー」のグラフィティーは、落書きというよりは、いたずら書きというニュアンスとなるでしょうか。

そう考えると、「シークレットグラフィティー」は青春グラフィティーといった意味を帯びます。

青春の一コマを追憶するような甘酸っぱさを想起しました。そして、シークレットは何を意味しているのでしょうか。

リンダがヒントになります。意味はスペイン語で、美しいとか可愛いという意味でした。

DINER と切り出された立体文字看板

歌詞考察・・・シークレットの意味


噂されている女性と付き合っている事実を隠していた

「シークレットグラフィティー」を青春の一コマと捉えたのは、次の歌詞があったからでした。

僕が彼女のダーリン そんな事情は言えない バレるまでこのままごめんね シークレットグラフィティー

若き頃の、青春の一コマに、内緒で付き合った彼女がいたということになります。

なので、乃木坂46「シークレットグラフィティー」は、「僕」の、人の目を盗んで逢瀬を重ねた思い出という解釈をしました。

そして、「僕」が内緒にしていた彼女は、どういった人でしょうか。

いつも暇なダイナー ウェイトレスが可愛いって噂なのは知ってるだろ? エプロンは白とピンク ポニーテールが目印 Tバード乗りつけて 悪ガキたちがやって来た

Tバードに乗る悪ガキたちの間で、可愛いと噂のポニーテールと、「僕」は付き合っているのでした。

ですが、その事実を悪ガキたちは知りません。だから、「僕」は悪ガキたちに優越感を抱いていると想像できます。

では、なぜ、「僕」はウェイトレスのポニーテールと隠れて付き合っているのでしょうか。

抜け駆けの楽しみ 二人のシークレットグラフィティー 恋は優越感 やっぱり見せつけたい 店から出る時 みんなにも見えるように 君に不意にキスをした

この歌詞で、「僕」がウェイトレスと付き合っていることを隠していた理由がわかります。

彼女が働いているダイナーに集まった悪ガキたちの前で、キスを見せつける計画を立てていたからでした。

そして、それが成功した思い出が、歌詞の終わりにあるように、青春シークレットグラフィティーなのでした。

終わりに・・・青春グラフィティーは心象風景

グラフィティーと聞くと、壁の落書きを思い浮かべてしまいました。いわゆるストリートアートと呼ばれているものです。

なので、青春グラフィティーの意味が、青春の一コマという解釈になるのが分かるような分からないようなという気分でした。

ですが、懐かしさを感じさせるアートはあります。例えば、夕暮れ時の風景画などは、郷愁に駆られました。

これは、自分の中に刻まれている記憶の中の風景です。

だから、青春グラフィティーは、心象風景と言えました。

自分の青春グラフィティーは、一回り年上の彼女と、夕暮れ時に隣り合ってボンヤリと暗くなるまで座っていた記憶です。

特に隠していたわけでもないので、シークレットグラフィティーではありません。

どういうわけか、今でも夕暮れ時になると思い出す一コマです。

四半世紀近くも前の青春グラフィティーと言えました。 終わり