amazon music はこちら |
また、2017年の春に発売された、17枚目のシングルでもあります。歌詞は秋元康さん。
センターは、白石麻衣・西野七瀬の2人でした。
インフルエンサーは、多大な影響力を持つ人を言いました。SNS のフォロワー数が何百万人もいる人といったところでしょう。
ですが、この場合のインフルエンサーだと SNS マーケティングにおける宣伝を意識してしまって、乃木坂46「インフルエンサー」とはそぐわないと思いました。
乃木坂46「インフルエンサー」とはどういった世界観になっているでしょうか。
歌詞考察・・・「インフルエンサー」の意味
「僕」に恋愛感情を湧かせる「君」は「インフルエンサー」
歌詞に気になる表現がありました。
僕は見まわしている 何度も 君がどこで何をしているか 気になってしまうんだ 落ち着かなくなる
「君」がどこで何をしているかが気になったら、恋しかありません。次の歌詞でも、それは分かります。
気配以上会話未満 恋はいつもよそよそしい 胸騒ぎが聞こえないように 世界から言葉なんか消えてしまえばいい
「君」に「僕」は恋しているとは言っても、親しくはないようです。付き合っていれば、気配以上会話未満の関係にはならないからでした。
ここで、「インフルエンサー」の意味が理解できます。
SNS において数百万のフォロワー数がいるような「君」ではありませんでした。
言葉を交わしたことがないのに、「君」は「僕」を落ち着かなくさせるのです。
そういった影響を与える「君」が「僕」にとっての「インフルエンサー」なのでした。
また、「君」をストレートに「インフルエンサー」と表現している歌詞があります。
もし 君がいなくなったら 僕は僕はじゃなくなる インフルエンサー
重力 引力 惹かれて 1から10まで 君次第 存在するだけで影響与えてる インフルエンサー
要は「君」に片思いをしているのです。「インフルエンサー」は、「僕」の一方的な片思いの歌でした。
終わりに
恋はよそよそしい、という歌詞はどのような意味でしょうか。思いつく限り挙げてみると、恋は他人行儀だ、恋は親しみを感じさせないものだ、恋は取り付く島もない、の3つになります。
恋はよそよそしい、の歌詞の意味としてぴったりなのは、取り付く島もないだと思いました。
「君」が意図していないにも拘わらず、「僕」は彼女の魅力に右往左往しているのです。
この右往左往のさまは、勝手に悶絶していることになりました。
それなのに、「君」は取り澄ました顔をしているのでしょう。それが、冷たいようにも見えるし、彼女の不器用な性格とも取れました。
だから、恋はよそよそしい、と「僕」は感じたのです。切ない片思いだと思いました。 終わり