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歌詞は秋元康さん。歌唱メンバーは、加藤史帆・渡邉美穂・上村ひなの、の3人でした。
「優しい心は宝冠に勝る」という言葉があります。優しさは他と比べ物にならないほどの宝という意味でした。
とは言っても、優しさには相手を思うがゆえの厳しさもあると思います。
例えば、100憶円持っているからといって、身内にホイホイ買い与えるのは優しさでしょうか。
金品を与えてばかりでは、浪費癖がついてしまうでしょう。だから、本当の優しさは、金品を与えることではありません。
本当は与えたいけれども、金品を与えないのも優しさなのです。
「やさしさが邪魔をする」のやさしさも、相手を思った上で厳しい態度を選ぶことだと思いました。
歌詞考察・・・邪魔になるほどの やさしさとは何か
「君」と別れることで、彼女の夢を応援する「僕」のやさしさ
「やさしさが邪魔をする」には「僕」と「君」が登場します。彼らは、どういった関係でしょうか。
「僕」と「君」の恋愛関係は終わっていました。
ここで、やさしさとは何でしょうか。
夢はいつでもここじゃないどこかにあるよ 一緒に居たらきっと叶わない やさしさが邪魔をする
この歌詞で、やさしさの意味がわかります。
「僕」は本当は、「君」と別れたくないのです。ですが、「僕」は「君」の夢を叶えるために別れることに同意したのでしょう。
「君」を引き止めると、彼女は夢を実現させることができません。だから「僕」は、彼女の夢を優先しているのでした。
彼女の夢を応援することが、「僕」のやさしさなのです。
だからタイトルの「やさしさが邪魔をする」の意味は、「君」の夢を応援する「僕」の優しさが、「僕」と「君」の関係を邪魔すると解釈しました。
「やさしさが邪魔をする」と言ってしまうほどに、「僕」は、彼女に未練が残っていることになります。
だから、終わる恋を もう一度抱いた、という歌詞は「君」とは別れたくない気持ちを表現していると思いました。
「僕」がやさしくする(「君」の夢を応援する)理由
でも、「僕」は「君」の夢を応援することに決めました。彼女の夢を応援する理由は、次の歌詞でわかります。これからの日々 後悔をさせたくなくて微笑みながら 見送るしかない わがままと思いやり 胸の奥綱引きしてる
「君」と別れたくない、わがままと、「君」の夢を応援するという思いやりを天秤にかけたのです。
その結果、「僕」は思いやりを優先して、「君」の夢を応援することに決めたのでした。
終わりに・・・「僕」の「やさしさが(恋愛の)邪魔をする」
夢を実現したい「君」は「僕」と別れることにしました。本当は彼女と別れたくないのに、「僕」は、夢はいつでもここじゃないどこかにあるよ 一緒にいたらきっと叶わないと考えて別れることに同意したのです。
そんな「僕」の「やさしさが(恋愛の)邪魔をする」ということだと思いました。 終わり