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乃木坂46ユニット曲「無表情」は、セカンドアルバム「それぞれの椅子」(2016)の収録曲です。作詞は秋元康さん。また、2015年夏に発売された12枚目のシングル「太陽ノック」のカップリング曲でした。
歌唱メンバーは、からあげ姉妹(生田絵梨花・松村沙友理)です。
歌詞考察・・・主人公が好意を寄せられているという噂
本当は嬉しい恋の噂。なのに主人公は「無表情」を貫く
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「無表情」になる状況はどんなものでしょうか。喧嘩が思い浮かびました。人間性を否定するような言動をとられると、喧嘩して落ち着いても相手に対して無表情を貫きます。あるいは、演技としての「無表情」もありました。動揺しているけれども平気だよというアピールです。乃木坂46楽曲は恋が主題になっていることが多いです。なので、主人公が告白して断られた状況を想像します。この場合は振られて泣きたいけれども無表情を貫いているのでした。もしくは、恋心を持っていることを悟られたくない場合も考えられます。誰が無表情で、どんな感情が隠れているのでしょうか。
大丈夫ほっといて私なら平気よ根も葉もないような噂はどうでもいい・・・恋はいつでも無表情で気持ちなんて教えたくない
この歌詞で主人公は、根も葉もない噂を立てられていることがわかります。噂を立てられたことに対して、平気よと表現していますからネガティブな噂と言えました。そして、気持ちは教えたくない、ということで無表情を貫いていることになります。噂とはどんなものでしょうか。
男の子のアプローチってカッコつけ過ぎじゃない？ 反応見ながら決めるんだよね？ まわりくどい会話もっとストレートに態度で見せてくれ
主人公が無表情を貫く理由が、この歌詞にありそうです。男はカッコつける人種であると考えているのでしょう。主人公が好きと言えば、調子に乗るのが男だということでした。そして嫌いと言えば男は迫ってこないとも言えます。だから男は女性の反応をみてカッコつけたりしなかったりするということになりました。
つまり主人公は、ある男性に好意を寄せられているという噂を耳にしたのだと思います。でも、主人公に好意を寄せているはずの男性からのアプローチがないのでしょう。そして、主人公は男性に好意を持たれているという噂が本当は嬉しいのではないでしょうか。なぜそう思ったかというと、次の歌詞があるからでした。
自分を隠す無表情を誰かにそう暴いて欲しいずっとそう思っていたそんな強がりわかってくれるいつの日か
この歌詞で、主人公は強がっていることがわかります。素直ではないことを自覚しているのでしょう。そして、ある男性に好意を寄せられているような噂を立てられて舞い上がっているのでした。ただそれを表面に出して周囲に悟られたくなくて主人公は「無表情」を貫いているのです。
終わりに
