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歌詞は秋元康さん。
また、2016年春に発売されたデビューシングル「サイレントマジョリティー」のカップリング曲でした。
歌詞考察・・・「手を繋いで帰ろうか」は誰の台詞
喧嘩した「君」と仲直りできた「僕」が彼女にかけた言葉
「手を繋いで帰ろうか」が収録されている「サイレントマジョリティー」の歌詞に、見栄やプライドの鎖に繋がれたような詰まらない大人は置いて行け、とか、大人たちに支配されるな、という表現があります。なので、「手を繋いで帰ろうか」の世界観は、ほのぼのとしているようで、本当は殺伐とした世界観なのではないかと想像しました。
ですが、歌詞を見ると和やかな歌詞になっていました。例えば、次の歌詞はほのぼのとしています。
手を繋いで帰ろうか 誰かに見られてもいい 堂々と街を歩いて見せびらかそうよ 君と僕はラブラブで付き合ってること
「僕」は「君」と付き合っているから、タイトルが「手を繋いで帰ろうか」となっているのでした。
ただ、そんなラブラブな「僕」と「君」の間に不穏な空気を漂っていることを思わせる歌詞があります。
アイスカフェラテのストローの回し方 なぜか君が不機嫌に見えるよ ごめん やってしまった
喧嘩の原因
なぜ、「僕」がアイスカフェラテのストローを回しただけで、「君」は不機嫌になってしまったのでしょうか。彼女を不機嫌にさせた原因はストローの回し方ではありませんでした。なぜなら、次の歌詞があったからです。
まずいことを言ったのか? 顔見合わせるけど そうデリカシーがない男友達に君はマジで怒ってしまったようで
カフェ店にいたのは「僕」と「君」だけではなく、男友達もいたのですね。その男友達の不用意な発言が、「君」を怒らせたのでした。
男友達の不用意な発言が気になりますが、歌詞には見当たりませんでした。
恐らく、下世話な男友達の発言に、安易な気持ちで「僕」は乗っかってしまったのだと思います。
なぜなら、歌詞には、つまらぬ照れ隠しをして君を傷つけたなら、とあるからでした。
女性としての尊厳を踏みにじられたと感じて、「君」はカフェ店を飛び出したのでしょう。
ここで、「手を繋いで帰ろうか」と発言したのが「僕」だとわかります。
カフェ店を飛び出した「君」を追いかけて、彼女をなだめることに成功したのでしょう。
そして、「君」の機嫌を立て直すことに成功した「僕」は手を繋いで帰ることを、彼女に提案したのでした。
「僕」と「君」が仲直りできたことがわかる歌詞は次になります。
手を繋いで帰ろうよ みんなが向こう側から 僕たちを見守っている 視線意識して こんなくだらない喧嘩 なんでもなかったように このままどこまでも 歩いて行こうよ
このままどこまでも、というのは手を繋いだまま、ということでしょう。だから、仲直りに成功したことがわかるのです。