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乃木坂46「そんなバカな…」は、セカンドアルバム「それぞれの椅子」(2016)の収録曲です。歌詞は秋元康さん。また、2013年秋に発売された７枚目のシングル「バレッタの」のカップリング曲でした。
歌詞考察・・・想定外な出来事とは何か？
地元一ワルの「あなた」にギャップ萌え
想定外の事が起きると、そんなバカな…と呟きがちです。主人公が出くわした想定外な出来事は何でしょうか。自転車がパンクした時 通りがかったバイク「ダセーな？」なんてぶっきらぼうにガム噛んで
自転車がパンクしたりするのは、想定外と言えそうです。ましてや、通りがかりの人間に、ガム噛みながらダセーと言われると、緊張が走りますね。
その緊張は、まるで歩いている時に、金髪の人に出くわした時の感覚に似ています。のら猫ひろしが歩いている時に、前から金髪の人が歩いてきました。不良かと思ったら外人で気が抜けた経験があります。
なので、「私」が「そんなバカな…」と気の抜けたような台詞を口走ったのは、不良かと思ったら違ったということになるのでしょうか。
ヘルメット外したあなたが なぜかな？ 恋のスタートはいつも想定外だねそんなバカな…真面目一筋だったのに あなた好きになるなんて
「私」は、地元一のワルという噂がある不良に、バイクで家まで送ってやるよと言われたのですね。
後ろに乗って家まで送るよという言葉が、想定外で「そんなバカな…」と思ったのでした。
さらに、あなた好きになるなんて、という歌詞から、地元一のワルに恋をしてしまったことも「そんなバカな…」ということになります。
恋に落ちてしまった主人公に、また想定外なことが起こりました。それは次の歌詞になります。
イメージと現実のギャップがセクシー・・・そんな嘘だ嘘だ・・・なぜだか素直になって可愛く微笑んでる私そんな嘘だ嘘だ・・・
「私」の好きなタイプは、真面目な人でした。それなのに、地元一のワル(という噂)である「あなた」が優しかったのです。
そして、真面目な人がタイプだったはずの「私」が素直になってつい、微笑んでしまったのでした。
ワル(という噂)の人間が言うことに素直になったことや微笑んだのも、「私」からすれば「そんなバカな…」ということになるのです。
終わりに
歌詞に、イメージと現実のギャップがセクシーとありました。いわゆるギャップ萌えというやつですね。
「そんなバカな…」の「私」は「あなた」の違う一面を垣間見たことで、彼の印象が変わったのでした。 終わり