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生田さんと言えば、ソプラノというイメージを持っていたので、ロック調の「低体温のキス」を聞いて驚きました。
歌詞考察
「低体温のキス」の「私」と吉本坂46「君の唇を離さない」の「君」
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吉本坂46 RED「君の唇を離さない」は、アスファルトを激しく叩く夜の雨は感情的だ、で始まっています。吉本坂46の「僕」はアスファルト叩く雨ぐらいの激しさで「君」を愛していました。
そして、生田絵梨花さんが歌う「低体温のキス」は、土砂降り雨に濡れたら体温はどれだけ低くなる? で始まります。歌詞の滑り出しが「君の唇を離さない」に似ているので、「低体温のキス」の主人公「私」も激情に駆られてキスを交わしているのかなと妄想しました。「低体温のキス」の歌詞を追ってみます。
ただそばにいるだけじゃ凍えてしまうわ抱きしめて激しくキスをして心を蘇生させるまでまだ愛してると言って車には戻りたくない
のら猫ひろしの妄想は合ってました。「低体温のキス」の「私」は雨に打たれても車に戻りたくないくらいに燃え上がっています。ここで、「私」が雨に打たれながら交わす「低体温のキス」の相手は「あなた」でした。
この「あなた」が誰なのか気になります。「低体温のキス」の「私」は女性と考えられますから、「あなた」は男性だと思いました。こうなると、この「あなた」は、吉本坂46 RED「君の唇を離さない」の「僕」ではないかと考えます。となると「君の唇を離さない」の「君」は、「低体温のキス」の「私」になるでしょう。
また、歌詞の終わり方も似ていました。吉本坂46 RED「君の唇を離さない」はキスを交わしたままで終わっています。
キスはどれくらいで終わりにするのだろうどっちの唇が先に離れるのか鼓動が聞こえるほど君の近くにいたいだから二人はもう動かない
吉本坂46 RED「君の唇を離さない」の終わり方に似ているなら、「低体温のキス」の終わり方もキスをしたまま動かない表現になっているはずです。
抱きしめて激しくキスをして心を蘇生させるまでまだ愛してると言って車には戻りたくない意識が遠ざかって行く低体温のキス
「低体温のキス」の「私」も雨に打たれながらのキスで終わりました。こう考えると、ますます「低体温のキス」の「私」と「君の唇を離さない」の「君」が同一人物に思えてきます。
終わりに
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ですが、「低体温のキス」と「君の唇を離さない」における雨は、激しさに着目されています。なので登場人物が感情に突き動かされていると妄想できました。喪失感を想起させる「雨」ではない、前向きな情景描写になっていたのです。だから「低体温のキス」が好きなのかもしれません。 終わり