衛藤美彩ソロ曲「もし君がいなければ」歌詞考察。ファンがいたからこその自分 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

衛藤美彩ソロ曲「もし君がいなければ」歌詞考察。ファンがいたからこその自分

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衛藤美彩 写真集
衛藤美彩さんのソロ曲「もし君がいなければ」は乃木坂46の4枚目のアルバム「今が思い出になるまで」の収録曲でした。作詞は秋元康さん。

衛藤さんは、2019年の3月で乃木坂46を卒業しています。

彼女は卒業の10日前に両国国技館で卒業ソロコンサートを開催しましたが、彼女自身でセットリスト(演奏曲やその順番)を考えたようです。そしてそれらはバンドメンバーでの生演奏によるものでした。そのアンコールのラストで「もし君がいなければ」が初披露されています。

歌詞考察


もし「ファン」がいなければ

衛藤美彩さんが卒業を決めた時に思い浮かんだのがファンの顔とのことでした。さらに握手会がなければ今の私はいないと衛藤さんは言いました。「もし君がいなければ」は衛藤さんの最後のソロ曲ということになりますから、この曲における「君」に対しての思いを歌ったことになります。「君」とは誰でしょうか。衛藤さんは握手会がなければ今の自分はいないと言いましたから、「君」はファンのことでしょう。

そのように考えて歌詞を追うと、もし君がいなかったらこの夢は終わってた諦めてしまう方が楽だったいつだってそばにいて期待してくれたから諦めずもう一度頑張れた、というところは、握手会でファンに励まされる衛藤さんの画が浮かんできます。また、ただ悩んだ日々に答えなんか出なかったけれど眼差しに救われた、という歌詞にある眼差しも衛藤さんがファンに救われたことを意味していることになります。

終わりに


2014年のAKB48握手会では事件が起こりました。また、2017年の欅坂46の不協和音キャンペーンにおける握手会では発煙筒を投げ込んだ男が刃物を所持していたという報道もあります。こういった報道があった時は、握手会に意義はあるのかと疑問を抱いてしまいました。

ですが、衛藤美彩さんは握手会があるから今の自分があると考えています。2017年には熱をだして握手会を休みました。その時は号泣したとのことでした。そんな彼女だからこそ、ソロコンサートにたくさんのファンが集まったと言えます。そして、「もし君がいなければ」の歌詞の最後には、いつだってそばにいて期待してくれたから投げ出さずもう一度頑張れた君のこと絶対に忘れない、となっています。

卒業ソロコンサートのセットリストは衛藤さんが考えました。ということは、ラストコンサートのアンコール曲の最後に、君のこと絶対に忘れない、という歌詞で終わることに特別な意味を持たせたことがわかります。ファンのこと絶対に忘れないということでしょう。 終わり