amazon musicで 僕の衝動 |
また、2017年秋に発売された19枚目のシングル「いつかできるから今日できる」の収録曲でもありました。
センターは伊藤理々杏さんです。ショートバージョンのミュージックビデオを見ましたが、モンペ姿で畑を耕している3期生というのがシュールでした。
歌詞考察
猪突猛進型の「僕」
衝動は、何かを行なわざるを得ないほどに心が動かされることでした。となると「僕の衝動」の主人公である「僕」は何に刺激を受けているのでしょうか。冒頭の歌詞から、僕はふいに気づいた誰よりも愛していると 今すぐ伝えたくなって君の家まで走る、とありますから「君」への溢れんばかりの愛情に駆り立てられているのがわかります。しかも、「君」の家へ訪問した時間帯が真夜中となっていますから、一歩間違えれば不審者扱いされかねません。真夜中チャイムを鳴らした なんて非常識な男だ 怒った父親に殴られても痛みに燃えていた愚かな僕だけど、という歌詞があるように、一応「僕」は非常識であるとか愚かであることは自覚しているようです。真夜中に訪問するのは怒られて当たり前でしょう。一人称の「僕」ということですから学生だと考えられます。下手したら、23時以降の外出を禁ずる青少年健全育成条例違反になるでしょう。
父親に殴られてしまった「僕」に対しての「君」の反応はどうでしょうか。一行だけわかるところがあります。それは、君は二階の窓辺 心配そうに見てるけど、というところでした。心配そうに見ているということは少なくとも「僕」に対して悪い感情は抱いていないと思います。ただ、一歩間違えれば通報案件だぞという感想を持ってしまうのもやはり、のら猫ひろしは、おっさんなのでしょう。
終わりに
「僕の衝動」が収録されているシングル曲「いつかできるから今日できる」の歌詞は、新しいことを試そうとはしなくなる失うものなんて何もないだろういつかできるそのうちに、となっていますからシングル曲の「君」はチャレンジすることに気後れしてしまうような人間だと思われます。そして、「僕の衝動」の「僕」は好意を抱いている人に会いたいというだけで真夜中に行くような猪突猛進型の人間でした。こう考えると「いつかできるから今日できる」の続編という形のアンサーソングが「僕の衝動」なのかなと考えてしまいます。 終わり