乃木坂46「いつかできるから今日できる」歌詞考察。Wセンターを励ます歌 | のら猫ひろしが坂道のぼる (のら猫ひろし)

乃木坂46「いつかできるから今日できる」歌詞考察。Wセンターを励ます歌

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今が思い出になるまで TYPE-A
「いつかできるから今日できる」は、乃木坂46の4枚目のアルバム「今が思い出になるまで」の収録曲になります。作詞は秋元康さん。

シングルとしては19枚目にあたり 2017年の秋に発売されていました。センターは齋藤飛鳥さんと元乃木坂46の西野七瀬さんとなっています。ふたりの顔が、のら猫ひろしの握り拳ぐらいの大きさ・・・。

「いつかできるから今日できる」が映画「あさひなぐ」の主題歌であったり、映画主演が西野七瀬さん、舞台主演が齋藤飛鳥さんということでしたから、ダブルセンターに彼女らが抜擢されるのは理解できますね。そしてフロントを務めるのも舞台版「あさひなぐ」に出演した堀未央奈さんや映画版に出た白石麻衣さんでした。

歌詞考察


主人公は無力感に苛まれている

「いつかできるから今日できる」は、無力感に苛まれている人を応援しているかのような歌詞になっています。もちろんタイトルだけでも応援歌と予想できますが、例えば、人は誰も皆未来が傷つかぬように新しいこと試そうとはしなくなる失うものなんて何もないだろう、というところは、まさしく何かに打ちひしがれている人間へのメッセージになっています。

失うものが何もなければ、当然成功するまでチャレンジを続けることができます。ただ、何をやっても無駄だという考え方に支配されていた場合は、学習性無力感に陥っている可能性を考えなければいけません。セリグマンの犬で有名な実験がありますね。電気を止められるボタンがない部屋にいる犬は電流が流れても止めようとしなくなるという実験です。


主人公は励まされている

こういった学習性無力感は、逃れることができない苦痛が長時間に渡ると陥る精神的な落ち込みということでした。苦痛といっても色々あります。足を負傷したとかなら安静するだけですが、メンタルが落ち込んだ場合は要注意です。そのような状況に陥っているのが、「いつかできるから今日できる」の主人公でした。

そして、できないという否定的な感情は主人公の思い込みかもしれません。客観的な判断ができない主人公ですから、外部の人間のサポートが必要になります。今日できるよいつかじゃなく今すぐに始めればいいいつかも今日も同じやるかやらないか、という歌詞は、まさに主人公をサポートしたいと考えている人間の言葉になっているのでしょう。

終わりに


齋藤飛鳥さんはアンダー時代を覗けば、15枚目の「裸足でSummer 」で初センター、西野七瀬さんは、8枚目のシングル「気づいたら片想い」で初センターとなっています。齋藤さんの「私と話して無駄な時間を過ごしたと思わせたら申し訳ない」というようなネガティブ発言だとか、西野さんの初センターに抜擢されながらも、「運営は大丈夫か?と思った」という発言など彼女らは自分を否定的に捉えています。

もしかしたら、運営側がダブルセンターに斎藤さんと西野さんを迎えたのも彼女たちに「いつかできるから今日できる」と励ましたかったのかもしれません。それぐらいに彼女たちはネガティブ思考の持ち主だと言えます。 終わり