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「ときめき草」のミュージックビデオが、ショートバージョンで公開されていますね。
個人的に、仄かに差し込む陽射しを背にして、コンピューター室で踊る東村芽依さんのシルエットがお気に入りです。顔の表情が、わかりそうでわからないけれど笑っているっぽいぞという不可思議な雰囲気が東村芽依さんのキャラクターにマッチしているのだと思います。
「ときめき草」の作編曲は、御子柴リョーマさんです。彼は、20年間日の目を見ることなく音楽を製作していたサラリーマンとのことでした。学生から始めて20年とすれば30代でしょうか。
歌詞考察
学校の階段は大人への階段
「ときめき草」の歌詞は、無意識に昇った階段は、から始まります。何となく、1983年に発売された H2O の「想い出がいっぱい」に登場する大人の階段という言葉を連想してしまいます。「想い出がいっぱい」の主人公は卒業アルバムを開いています。そして、恐らく恋心を抱いていたであろう女性を見て、大人の階段を昇る君はまだシンデレラさ、と言っているのです。学生の頃は、普段利用している階段を大人への階段とは考えません。それはなぜかというと「ときめき草」の歌詞に、無意識に昇った階段は、何段あったなんて覚えていない過ぎ去った日々の僕たちはどんなことをいつも語り合った?とあるように、意識して階段を利用しているわけではないからです。しかし、学生の頃に昇り降りした階段は、大人になって振り返ると、まさに大人の階段だなあと思わざるを得ません。そういった感慨深い思い出が「ときめき草」となっていると考えてしまいます。
ときめき草は成長中
「ときめき草」に登場する「僕」と「君」の関係は、まだ友達のようです。そして「僕」の気持ちに変化が訪れます。いわゆる恋というものですね。ときめき草の花が咲いたよ心のその片隅友達じゃいられない特別な存在という歌詞から、恋心をときめき草に見立てているのがわかります。終わりに
H2O の「想い出がいっぱい」では卒業アルバムを眺めて片思いの相手を追憶しているような世界観です。もしかしたら、その恋は成就しているかもしれません。そうであれば主人公は、その女性と一緒に卒業アルバムを眺めていることでしょう。となると、H2O の「想い出がいっぱい」の想い出は「ときめき草」を咲かせたことになるのではないでしょうか。
このような妄想を抱いてしまうのも、日向坂46「ときめき草」の主人公の恋が現在進行形であるからですね。芽生えた「ときめき草」がそのまま大輪の花を咲かせたのか。はたまた枯れてしまったのかわからないのです。どちらかというと、過去のどこかにヒントはあるよ未来に何が起きるようやく咲きそうな恋の花、という歌詞がありますから、大輪の花が咲きそうな気がします。 終わり