歌詞の意味を考察・・・タイトルの意味を考える
「君」とは波長がぴったり! → グッド・チューニング!
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「僕」が恋心を歌っていることがわかりました。
チューニングを合わせるというのは、音の高さを調整して不協和音とならないようにするための作業です。
この理解は、ボヤっとしていますが、それで構わないと思いました。音が低いとペグを巻き、音が高ければペグを緩めるそうです。
ペグによって音程を調整することを理解すれば、「チューニング」の歌詞である、ペグを緩めたり締めたりして やっと見つけた恋なんだ、という解釈は、「君」に会う前の歴代の彼女とは、波長が合わなかったというようなニュアンスとなるでしょう。
いずれにしろ、「君」との恋はペグを緩めたり締めたりするような調整が必要ないほどのものだと分かりました。
「僕」は、「君」と一緒にいると、等身大の自分でいられるのです。
「君」以外の人間とは、波長が合わない → バッドチューニング
「君」に出会う前の「僕」が、孤独に苛まれていたような表現がありました。それは、大勢の人が行き交い ピッチが狂い始める 興味ないノイズばかりで 1人が一番楽だった、という歌詞です。
孤立感が感じられました。なので、人間関係に恵まれなかった状況を想起させる表現だと思います。
ピッチが狂い始める、というのは人との波長が合わないという解釈をしました。
ラジオでも波長が合っていないとノイズだけの音です。そのノイズは、確かに興味ないばかりか苦痛でした。
もしかしたら、興味ないノイズというのは、実際に言われた否定的な言葉かもしれません。
あるいは、心ない言葉を言われていなくても、仲の良い人間がいない集団では、まわりの笑顔に興味を持つことはないでしょう。
だから、仲良くない人間の笑顔を興味ないノイズと表現していると思いました。
終わりに
沢田研二さんの、「恋のバッド・チューニング」が思い浮かびます。1980年の曲で、沢田さんの、金色のカラーコンタクトが印象的でした。タイトルには、バッドとありますが、性格が合わなくても問題ないという曲です。
沢田さんの「恋のバッド・チューニング」の歌詞には、男と女はずれてるほうがいい 無理も我慢もしなくていい 気持ちがいいからこのままで恋のBad Bad Tuningとあります。
ゆいちゃんずの「チューニング」は、波長が合っている男女の恋愛だから、グッド・チューニングでした。比較すると面白いです。 終わり
■チューニング■
ゆいちゃんず(元欅坂46今泉佑唯、小林由依)が歌う「チューニング」は、2017年に発売の4枚目のシングル「不協和音」に収録されています。
作詞は秋元康さん。
作詞は秋元康さん。