amazon musicで 割れたスマホ |
ミュージックビデオ考察
「割れたスマホ」における MARRY のキャラ設定
- М(志田さん)が、プレゼントを持って年上の恋人の部屋へ行ったら、いなかった設定。
- A(軍曹こと守屋茜さん)が、遠距離恋愛中の彼を料理しながら待っている設定。
- R(渡邊理佐さん)が、電話ボックスから掛けてつながらなかったのに、女と歩いている彼を発見して、怒る設定。
- R(渡辺梨加さん)は、ラブレターを書いて妄想が止まらない設定。
- Y(菅井友香様)は、告白のために駅で待ち伏せしている設定。
というように、不協和音とは、真逆のイメージとなっているようです。確かに、これらの設定を踏まえると、ミュージックビデオを見るとM(志田さん)は、恋人のすれ違いで浮かない顔。
A(守屋さん)が、付き合いたてで、遠距離中で会えなかった喜びで笑顔がこぼれがち。R(理佐さん)は、公衆電話ボックスで険しい顔。これは、ケヤビンゴの不良少女選手権の経験が生かされていますね。
もう一方のR(梨加さん)は、便せんに、なにやらペンを走らせています。初めて会ったときから好きでしたと読めます。顔面偏差値が高い。
Y(菅井様)は、駅で、遠くを伺いながら待っていますね。
「大人は信じてくれない」、とか「不協和音」の、反骨精神溢れる曲と違って、「割れたスマホ」は、等身大というキャラクター設定ですから、違った魅力が発見できますね。また、衣装もまた、昭和の学生といった趣で、おニャン子クラブを彷彿させます。
「僕」はMARRYの恋の相手
「割れたスマホ」は、一人称で書かれています。「僕」に自分を投影して孤独について考えるのもいいですが、この「僕」は、 MARRYのいずれかの相手ではないかとも思ってしまいます。映像は、落ちていくスマホから始まっています。その床が、Y(菅井様)が待ち伏せしている駅の床みたいです。
振られたショックで、スマホを落としてしまったと思いました。
そして、映像の終盤では、M(志田さん)のいる部屋で割れたスマホだけ写ります。
プレゼントを用意しているのに、帰ってこない彼にしびれを切らせたM(志田さん)のスマホでしょう。
舞い上がる薔薇越しにR(理佐さん)の背中が確認できます。薔薇を投げられ、スマホも投げられたのでしょう。
となると、「僕」は、M(志田さん)か、R(理佐さん)の相手かなと邪推してしまいました。
まさかとは思いますが、R(理佐さん)が目撃した、恋人と一緒にいた女性ってR(梨加さん)ということも考えれます。
終わりに
「僕」がどんよりしているのは、失恋したからなのか、あるいは、喧嘩したからなのか。ディスってしまいたいのも、そういったことからなのか、わかりませんが、孤独になるのは自分らしくいられる唯一の場所という歌詞が、一番共感できました。 終わり
「割れたスマホ」は、2017年の春に発売された4枚目のシングル「不協和音」の収録曲でした。
作詞は秋元康さん。